珍しく自民党以外に投票 維新は電波オークションを公約に掲げる命知らず NHKの副音声は売却すべし
10/31日は衆議院選挙です。私は一足早く期日前投票に行ってきました。
- いつもなら自民党
- なんせ数年前の野党政党が辛すぎた
- でも岸田総理は変わりばえしない
と、思っていたさなか、ポスティングのビラで維新の公約に目を疑う文言があったので、調べてみました。
本日の記事
それは、「電波オークション」の大旗でした。
- 電波は利権
- 海外旅行で実感する普通の国の電波状況
- 公共資産としての電波の割り当て
- NHKに副音声の周波数はいらない 売却せよ
さて、本題です。ポスティングの公約を見て、いつもなら2秒で捨てるところですが、「電波オークション」という一言にどうしても目を疑いました。
電波は利権
電波と政治は最もわかりやすい利権だと思います。
ホリエモンが2006年にフジテレビを買収しようとして、、、色々あって、、、最終的に逮捕されました。
ホワイトナイトとして株の買収防衛に力を貸したソフトバンクも株を結局手放しています。この事件でどれほど日本の時価総額が落ちたのか。。。考えると辛いですが、とにかく、電波利権の強さを誰もが感じた事件だったと思います。
海外旅行で実感する普通の国の電波状況
目線を変え、海外旅行に出た時の自分を思い出してください。
1空港でシムカードを入れ替え、スマホの電波を確認
2ホテルに着いてテレビを付けると、チャンネル数の多さに戸惑う
3Wi-Fiはどこでもあるから、結局使い慣れたスマホで遊ぶ
これが電波規制のない、普通の状態です。
公共資産としての電波の割り当て
電波は日光と同じくらい公共の資産です。
公共資産として、政府主導で適材適所に事業者に分配されます。
業者が1社だけなら先行者優位。いっぱいいるならオークション。これが普通です。
これが日本だと、新聞会社の系列で、いつまでも先行者優位のまま。。。
なぜか。古いからです。
歴史を言えば、
古くはタイタニック号とかの時代に遡り。外洋船舶が無線で通信をする技術が生まれました。
この時に船が使っていた電波は後の人から見れば最も使い勝手のいい周波数でした。この流れで、ラジオ、テレビと電波利用が拡大し、その都度、何もなければ先行者有意で周波数が割り当てれました。
ただ、今のように携帯通信が圧倒的にデータ量を持つようになると、古い機器にいつまでも最適周波数を使われていたのでは成長できません。
おそらく、これが日本で携帯電話が高い理由です。楽天は電波の基地局を増やすにも、不利な周波数を使っています。かたや、地デジで同じ相互通信を行うようになったテレビはどんな僻地でも写ります。これは基地局の数より、割り当て周波数の問題です。
こう言った「先行者優位」の原則と「公共資産としての電波」という原則が戦い、結果として日本以外の国では電波オークションが行われています。
NHKに副音声の周波数はいらない 売却せよ
1と2のチャンネルがあります。でも、実はその裏で副音声のチャンネルもあります。つまり、1社で4つの電波帯域を独占してることになります。しかし、副音声の電波帯がどれだけ「公共の電波」として機能しているでしょうか?普通ならこれがオークションにかけられ、携帯電波やレコード会社のPV、テレビショッピングなどに使われていきます。
その結果、テレビの番組数は増え、経済規模の大きな携帯通信が最適電波を使い、電波としての通信技術が発達します。NHKもタダではといわず、それ相応の利益を手にします。
電波問題に踏み込むと、既存メディアを敵にします。
電波オークションの仕組みは日本以外では当たり前に行われております。その手法を改善したとして、昨年ノーベル賞をとった学者もいたほどです。でも、この当たり前は日本では報道されません。報道すると、今のテレビ局は電波を維持できなくなります。誰がどう考えたって、テレビ局より携帯電話の方が利用料の徴収力を持っています。なのにテレビの方が最適電波を独占できているのは、「先行者優位」の原則と「その当時の電波使用料」という前提があるからです。今同じ目線でテレビと携帯が最適周波数を取り合ったらテレビは負けるでしょう。
なので、テレビはこんな公約を掲げる政党は全力で潰しにかかるでしょう。or報道しない。
維新はホリエモン以上の怖いもの知らずです。
その度胸に一票投じてしましました。