ヒンディー語専攻の同窓会 この機会に会える人と会えない人 卒業生の活躍を調べてあれこれ
ゴールデンウィークの初日、4月27日に母校のヒンディーの専攻で同窓会をします。
方々に声をかけて回る中で会いたくて会える人、また残念ながら会えなかった人をまとめておこうと思います。
本日の記事
- 同窓会の概要
- 今回会える人
- 今回残念ながら会えない人
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この記事からわかること。
ヒンディー語科の卒業生でどんな人がいるかが分かります。
この記事の想定読者
大阪大学もしくは大阪外国語大学のヒンディー語専攻の卒業生。
この記事を書いているさんは
2011年3月に大阪大学外国学部ヒンディー語科を卒業しました。大学と自宅が近いこともあり、同窓会組織咲耶会の幹事もしています。
同窓会の概要
4月27日に大阪大学中之島センターでパーティーをします。
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イベントの規模感
50名前後が集まります。
世代は1960年代卒から2020年代卒までの卒業生が集まります。
住まいはインドからの帰国が1名、アメリカからの帰国が1名、その他東京と関西圏をメインに全国から来ます。
参加日は10,000円。一見高いようにも思いますが、現役で働いてる方が中心でそのために帰国する方もいるくらいです。早々と終わる安い会にすると逆に失礼かと思い、この金額にしました。
午前の部
大阪大学中之島センターの最上階にあるメモリアルホールを使います。
140名も入るホールで、現在の参加者は50名前後です。ちょっとやりすぎた感がありますが、結婚式もできるほど立派なホールで、いつか使ってみたいと思っていました。
午後の分
一つ下の階で懇親会をします。
インドに関わる現役世代の方が多いので、テーブル横にはインドビジネスコーナーと題したソファー区画を設けています。
これからは転職が当たり前の世界です。お互いに刺激しあったり、自分の個性を伸ばす機会になればと思います。
成り行きで三次会
中之島センターの2階には一般開放のカフェがあります。懇親会の後に少人数で話したいというようなことがあれば、用意があります。
また、5分歩いて地下鉄御堂筋に乗り、そこから先日開通したばかりの箕面船場阪大前駅に行くと言うのも1つかもしれません。
もしくはその先にある箕面萱野駅に行き、過去にはカルフール、ヴィソラ、キューズモールと名を変えてきたショッピングモールに行くのもいいかもしれません。
今回会える人
久しぶりに恩師と友人に会えるのが一番の楽しみです。
その上で、敢えて恩師の活躍と我らが誇る有名人をまとめておきます。
溝上富夫名誉教授 (参考 前回記事)
広島で、溝上富夫教授と交流できたことを嬉しく思います。パドマ賞受賞者であり、ヒンディー語、パンジャブ語の著名な言語学者である溝上教授は、インドの文化や文学を日本の人々に親しんでもらうために、数々の取り組みをされています。 pic.twitter.com/BmsoQGJamT
— Narendra Modi (@narendramodi) May 20, 2023
世界中の財界人がこのモディ首相と会おうとする中、なんと先日の広島G7でモディ首相の方から直々に「会いたい!」との申し出があったのがこの溝上富夫教授です。(実はもう一人だけいたらしいですが、それでも2名だけ)
因みに、三菱商事(齋木昭隆 大使)や三井物産(榎泰邦 大使)、東芝(平林博 大使)、日本電産(田邊隆一 公使)など、名だたる大企業で退官後の元インド大使を社外取締役に迎える動きがありますが、そのよう政財界の長蛇の列の中、溝上教授だけが一本釣りをされたのには、モディ首相のヒンディー語への愛着だそうです。
この他にも、溝上教授はインド政府から勲章をもらっています。
日本の勲章とは違い、14億人もいるインドの人口に加え、死者と海外勢も含めた無限?の中から、年間わずか70名程度しか授与されない貴重な国家勲章です。もちろん、日本国からも同様の勲章を授与されていますが。
高橋明名誉教授 元大阪大学副学長
日本でヒンディー語を勉強する全ての人が崇め奉る本の著者です。
ちょうど私の入学と同時に発行されたのでそれ以前を知らないのですが、逆にこれなしでヒンディー語を勉強していた人が思うと先人の苦労を思います。図書館で英語の辞書をみんなで取り合い回し読みしながら勉強していたとか…
また、大阪大学と大阪外国語大学の統合で教授陣として活躍された方です。
これは今にいたるまで日本史上最大の学校法人のM&Aです。故に、か?、統合後は最終的に大阪大学の副学長をされていました。
今回は同窓会に合わせて、古希祝をみんなでします。
小林正受様 元関西ペイント社長
スズキ自動車と並び評される「インド株」として有名な関西ペイントの元社長です。
ヒンディー語専攻ではなく英語科出身ですが、咲耶会の「ワインを楽しむ会」で飲み仲間だったので、お誘いしました。
関西ペイントではインドがまだ社会主義だったころにインドに進出し、TATA財閥との合弁の下、今ではグループの時価総額の大半を占めるまでに大きな存在となりました。
小林様は当時からTATA創業家と直接仕事をされ、そのインドビジネスを主軸に社長になられた方なので、人一倍インド愛があります。
人見眞代(未定) ミリオンYouTuber
まだ来れると決まったわけではないですが、是非来てほしくてラブコールをしているところです。
この動画、なんと6300万回近く再生されています。これに限らずですが、インドからの元気玉を一点にかき集めると個人でもこんなに輝けるのか!と目を見張ります。以下、彼女のアカウント概要です。
- 公式HP:https://mayo-japan.com
- YouTube:मायो जापान Mayo Japan 登録者322万人
- Instagram:mayojapan フォロワー59万人
- TikTok:mayo_indo フォロワー11万人
- 事業会社:株式会社JAIアニメCOO兼共同創業者
今回残念ながら会えない人
恩師と友人に会えたらそれでもう十分!と注意されそうですが、大人数で集まることはそうありません。
加えて、これからはインドの時代です。たとえ今はそこから離れていても、この機に精一杯縁を持っておきたいとの思いからできる限りのことをし、そしてできませんでした涙。を紹介します。
故伴野富男様 高額寄付者 (咲耶会の紹介HP)
伴野富夫様は、最近亡くなられたそうです。とうとう一度も会えないままだと思うと残念です。
この方は母校に「インド研究のために」と1000万円を寄付されました。
大阪大学ではこの高額寄付に対して「伴野南アジア教育研究事業」と寄付者の名前を冠した冠プロジェクトを立ち上げ、以降多くの留学生を輩出しました。今回、その奨学金で留学した人も参加予定ですが、とうの本人がもう来られないのは残念です。
気になってどんな人か調べてみると、東証一部上場企業の大株主でした。
また、母校への寄付以外にも方々に寄付活動をされており、褒賞 紺綬褒章を令和2年に受賞していました。(官報)
髙 康治様 高額寄付者(大阪大学の紹介HP)
「寄付文化が日本にも根付いてほしい」と大阪大学箕面キャンパスの「外大ホール」に対して高額寄付をされました。
上本町学舎でヒンディー語を勉強した後、三井物産に入社し、クエートとジャカルタに駐在勤務。退職後も趣味の旅行を続け275か国・地域を訪問されたそうです。
大阪大学の紹介HPを見ると、学生時代に新大阪に来られた当時のインドのプラサード大統領と映っている写真があり、印象的でした。
「また新キャンパスを見に行きます」との返信を頂いたので、次の機会にお会いできればと思います。
中島岳志 有名な学者
おそらくインド関係で最も有名な学者です。
著書では『中村屋のボース』です。ライングループの中に中島先生の友人がおられ、声をかけてくれましたが、予定が合いませんでした。ちょうどこの本の出版と私の入学時期が重なり、母校に出版講演会に来られたのを覚えています。とても聡明な方で、自伝を調べて書くにはここまでするのだと、探求心をかきたてられたのを今でも覚えています。
青木伸也大使 兼咲耶会副会長
JAI (Japan, America, India) trilateral marks the coming together of three friendly nations.
Today's historic JAI meeting was a great beginning. PM @AbeShinzo, @POTUS and I held fruitful talks aimed at furthering connectivity, maritime cooperation and a stable Indo-Pacific. pic.twitter.com/8Lw7kj9waN
— Narendra Modi (@narendramodi) November 30, 2018
ヒンディー語専攻卒ではないですが(タイ語専攻)、外務省で国賓接待を中心にされていた元外交官です。
外務省儀典局というところに在籍しており、トランプ大統領やモディ首相を始め各国の要人をもてなしてこられました。上記はその時のXへの投稿。咲耶会の副会長をされており、小林様と同じく、ワインを楽しむ会の仲間なのでお誘いしましたが、先約で予定があいませんでした。
これからはインドの時代。
専攻語の結束力に縛られず、外大(外国語学部)、阪大と広く自分の興味と友好関係を広げていけたらと思います。
田邊隆一大使 兼NIDEC監査役(有価証券報告書)
咲耶会の総会で毎年東京外大の関西支部長としてお招きしている方です。
駐インド日本大使館で公使をされていた方で、日本電産の社外取締役としてモディ首相を自社に招待されました。上記はその時の動画です。
外大でも阪大でもないですが、咲耶会とインドつながりで予定が合えばとお声かけしました。
今後は転職が当たり前の世の中です。且つ、必ずインドの時代が来ます。
どこの会社にいても頼りにできるインド人ネットワークを社内に呼び込めればキャリアが輝きます。そんな一例をまさしく体現されている先輩としてお会いしたかったのですが、次回の咲耶会の総会でお会いできるのを楽しみにしています。