【秘策】幹細胞投資 臍帯血バンク 一族を救う奇跡の一滴 【私が娘のためにやったこと#2】
子供ができると、色んな不安が増え、その不安とともに、人は親へと成長します。
すやすや眠る赤ちゃんを見て、ふとこんな思いになりませんか?
- この子は、何があっても、健康で幸せに生きてほしい(祈り)
- 万が一にも、自閉症だったり、白血病にはならないようね(心配)
- 検診とか、保険とか、とにかく、できることはしてあげたい(努力)
この記事から得られること
最先端の医療で、万が一に備える方法を教えます。
今後医療技術が発展すれば、再生医療で自閉症や白血病が治る病気になるそうです。再生医療の技術は日本が世界一です。数年以内には、実際の医療現場で使われるようになります。そんな再生医療も、「一滴の幹細胞」を「採取し」「保存」「培養」するところから始まります。病気と臓器によっては、その一滴の「入手性」と「適合性」が命に関わります。そんな少し未来の医療技術に備え、「一般家庭でもできる幹細胞投資」を説明します。
本日の記事
- 始めたきっかけ
- 臍帯血の特徴
- 臍帯血の可能性
- 臍帯血バンクの始め方
- 感想
この記事を書いている私は
実際に、幹細胞の投資をしています。具体的には、娘が生まれたときに、その「臍帯血(さいたいけつ)」を採取しました。臍帯血とは、へその緒の中にある血液のことです。数ある幹細胞の中でも、幹細胞の豊富さ、希少性、生体適合性で、とても貴重な幹細胞です。この臍帯血を、我が家では、茨城県にあるバイオ研究所で液体窒素の中に入れて保存しています。「臍帯血バンク」といわれるものです。
私は医者ではないですが、親族の医療関係者(4人)もこの話は聞いたことがないようでした。おそらく、まだ珍しい話です。しかし、実際に使うとなれば、吹田市の阪大病院がその世界のドン!です。アメリカ含め、世界一の研究機関であり、病院です。数年後には、世界中の金持ち患者がここに来ます。いきなり身近な話になってきます。持つことは最大の勉強!近いうち、母校の学外講義とかでその可能性をもっと勉強していこうと思っています。
サムネイルがイヤですが、阪大の澤先生の解説です。
始めたきっかけ
行きつけの産婦人科の病院で妻を待っているときに、ふと待合室の掲示板に目が留まり知りました。そこには、「自閉症」と書かれていました。
私は親族に自閉症のいとこがいます。小学校・中学校ではクラスに自閉症の子がいました。過去の関わりの中で、それがどんな病気かは知っており、またその発生率と予防策も治療方法もないことにリスクを感じていました。治せない病気が治せる時代が来るのかもしれない。「バンク」というからには何かを持てば、そっち側の世界に行けるのかも知れないと、好奇心が沸きました。
余談を言えば、その後池江里佳子選手の白血病診断を知り、若くして健康な人が死ぬかもしれないということに恐怖を感じました。私は医療のプロではないので素人の理解を書きますが、自閉症や白血病という人類の難題に解決策となりうるのが臍帯血バンクです。
臍帯血(さいたいけつ)とはへその緒の中にある「あかちゃんを育てる血液」です。
この血液の特徴は幹細胞が豊富に入っていることで、今後再生医療の発達と合わせて大きな可能性を持っています。再生医療とは幹細胞という特別な細胞を培養して、臓器の製造や補強をすることです。まず培養するための幹細胞が必要であり、その微量な幹細胞を細胞分裂(培養)させて、指数関数の如く増やして使います。培養元となる幹細胞には臍帯血の他にも種類がありますが、臍帯血の特徴はその希少価値と親和性にあります。
臍帯血の特徴
希少価値
皮膚や骨髄、精子由来のものと比べ、臍帯血は生まれたその瞬間にしか採取できません。
赤ちゃんが生まれれば、古今東西、そのへその緒を大切に保管します。このへその緒と同じく貴重であり、鮮度ゆえにそれ以上に希少です。
哺乳類のメスは出産直後に胎盤を食べて英気を養いますが、臍帯血はそれ以上に幹細胞が豊富であり、赤ちゃんをその瞬間まで育てた血液です。この力みなぎる貴重で希少な幹細胞が臍帯血です。
親和性
赤ちゃん由来なので親和性が高いです。
そもそも赤ちゃんは母親からしたら異物ですが、体の中に長く留まり拒否反応が出ません。抱きかかえると暖かくて気持ちく、なごみます。一緒に寝るようになると、日ごろの疲れもいざ知らず、大きな癒しとなります。この心身共に親和性の高い赤ちゃんから取れる血液なので、そこから造られる臓器や治療効果はとても親和系が高いです。(素人理解)
臍帯血の可能性
もしその赤ちゃんが、例えば若くして白血病になったり、自閉症になった場合、この血液は世界で一番その人に合う薬に化けます。更に、弟や妹ができれば、兄弟も救います。もしかしたら、親族や従妹まで救うかもしれません。培養技術が進めば、赤ちゃんが受精卵から今の姿になるように、無限大の可能性をもたらします。
厚生省が認める27疾病
再生医療と言えば未来のことに思えますが、既に認可が下りている治療が多く存在します。
<厚生省が認める27疾病>
- 悪性リンパ腫
- 横紋筋肉腫
- 鎌状赤血球症
- 肝芽腫
- 急性白血病
- 血球貪食症候群
- 原発性免疫不全症候群
- 骨髄異形成症候群
- 骨髄増殖性腫瘍
- 骨髄不全症候群
- 骨肉腫
- サラセミア
- 神経芽腫
- 腎腫瘍
- 膵がん
- 組織球性及び樹状細胞性腫瘍
- 大理石骨病
- 中枢神経系腫瘍
- 低ホスファターゼ症
- 乳がん
- 表皮水疱症
- 副腎脊髄ニューロパチー
- 副腎白質ジストロフィー
- 慢性活動性EBウイルス感染症
- 免疫不全関連リンパ増殖性疾患
- ユーイング肉腫ファミリー腫瘍
- リソソーム病
厚生省HP:『移植に用いる造血幹細胞の適切な提供の推進に関する法律施行規則』
再生医療の最先端
少し、別の話になりますが、大阪大学では幹細胞から心臓ブロックを造ることに既に成功して今う。これを溶液の中に浸すと自立して鼓動するそうです。心臓ブロックは生ハムのようにスライスするとテーピングのようにして使えます。それを心臓に貼ると心臓を若返らせることができます。これができれば、心臓病を根絶させ、人類は更に長寿化します。2025年の大阪万博ではこの心臓ブロックから心臓そのものを削り出し、展示物にするそうです。
そんな可能性も1つの細胞を培養することから始まります。その最初の一滴を持つか持たないかはその個人として、社会全体として、人生の質を変えることになります。実は既に始まっているようですが、吹田市にある阪大病院を目掛けて、世界中の金持ち患者が「医療ツーリズム」をするようになります。そのときに、この幹細胞は医療の「石油」であり、培養技術は「錬金術」です。未来に見えて、身近な話かもしれません。
臍帯血バンクの始め方
臍帯血の場合、採取と保存に多くのノウハウや専門家集団が必要となります。
公的バンク
日本では全国6か所に公的な臍帯血バンクがあり、主に白血病の治療目的で運営されています。渡す側は「寄付」であり、使う側は臍帯血バンクから見つけた他人の最適な血液となります。
プライベートバンク
これに対して、プライベートバンクは2社ありますが、あくまで本人が使用することを前提に「保管」します。前者が無償に対して、後者は有料です。私の場合、20年間保管で29万円しました。少し高いですが、命に変わるものはありませんし、例え使わなくても持てば勉強になるという考えでした。株式会社ステムセル研究所か株式会社アイルの2社になります。前者の場合は私からの紹介割引があるので、興味ある方は連絡ください。一緒に勉強する仲間を求めています。「バンク」というだけあって、国(厚生労働省)の規制監督下にある組織になります。
もし気になる方は厚生労働省のHPをご確認ください。
感想「赤ちゃんは宝、血は誇り」
親族に一人でいいので、プライベートバンクをする人がいるといいと思います。
自閉症や白血病の発症リスクはどこの家庭でも起こりえます。そんな時に赤ちゃん(本人)由来の幹細胞で再生医療ができれば、この世にそれ以上の治療方法はないと思います。娘は妻が流産3回と死産1回をさせ、やっと生んだ子宝です。29万円は苦しい時期でしたが、命の重さを思えば、大したことありません。例え使わなくても勉強になると思っています。
再生医療の未来はスゴいです。子供の成長に自分も好奇心を負けずと生きていく、いいきっかけとなっています。もしこれから出産を考える人がいたら、初孫のため、と将来のおじいちゃんにたかるのも一つの親孝行かもしれません。
連絡頂ければ初回割引もあるので、一緒に勉強していきましょう!