【分析】株=悪 この風潮は古くてダサい 負け相場に集まる年寄り達

株式投資

よくこんなことを聞ききませんか?

  • 株=ギャンブル
  • 株なんてやちゃダメ
  • 株は危険

なぜこんな風潮なのでしょうか?自論を語ります。

本日の記事

  1. 株=悪 この風潮は古くてダサい 負け相場に集まる年寄り達
  2. 実際どうか 株式市場の世界平均S&P500
  3. 日本株をやってはいけないこれだけの理由

この記事からわかること

「株=ダメ」の理由が実にアホくさいことだとわかります。

日本人はよく貯金好きと言われます。これは株嫌いの裏返しでもあります。どうして株式投資がこんなにも悪いイメージがあるのでしょうか?世界の金持ちを見ると、株を持っていない金持ちはあり得ません。ソフトバンクの創業者、孫正義の給料は社内ではTOP10にも入っていません。でも、株式配当があるおかけげ100億円以上の所得があります。極端かもしれませんが、これが成功者のあり方です。預金は株のようには「働いてくれません」。なぜこんなにいいはずの株式投資が日本では悪なのでしょうか?

この記事を書いているなぎささんは

昨年株式投資(+仮想通貨)を始めて、初心者ながらも100万円稼ぎました。

それまでは従業員の持株とIDeCOはすれど、株には決して手を出しませんでした。ただ、コロナで「全世界同時株安」しかも「急激な」変化を目の当たりにし、貯金派だった自分に転機を感じました。今となっては生活費以上の預金は持たないことにしています。そんな私が、貯金派に見切りをつけて、株=安全と思った理由を語っていきます。

1.株=悪 この風潮は古くてダサい 負け相場にたむろする年寄り達

✔︎株式保有者の90%は40歳以上の年寄り

少子高齢化という背景もありますが、人口分布が異常です。異常すぎです。

もしこれが会社組織だったら、未来はありません。前の会社では年齢平均が38歳でした。今の会社ではたぶん40歳。インド勤務時代は26歳が平均でした。世界的にいえば日本が異常で、インドが正常です。営利組織の考え方でいっても日本は異常ですが、株主構成の構成を見るともっと異常です。おそらく老人ホームでももう少し若者がいると思います。

✔︎株主の多くは「電話」か「窓口」注文

これだけ年寄りが集まると、スマホといっても通じません。みんなガラケーです。ともするとアンチ携帯派かもしれません。。。なので、注文と言えば電話か窓口。テレビCMでは野村証券とかよく見るのに、ネット上だとパタリとみません。理由がよくわかります。年寄りに株を買ってもらうには、TVで宣伝し、窓口で販売するのが定石だからです。

株式投資の特徴は5営業日以内に現金化できることと、リアルタイムで現金価値がわかることです。でもこの良さはネットを使いこなせてこそです。

少々、雑な書き方をしましたが、スマホ世代にとっての当たり前は、時として年配世代には知る由もないことばかりです。逆も然り。私が株式投資を始めようとした時、その生活動線にTVCMをしている企業は一切出てきませんでした。年寄りが株式投資をしようにも、ネット発注+スマホでリアルタイム管理は無理だと思います。

✔︎ネット知らずで株をする人は馴染み深い日本に投資する

新聞の株価欄とか、誰が見るのでしょうか。。。ですが、たぶん年寄りには重要な情報源なのでしょう。ネットに疎い。英語も苦手。この行き着く先は根拠なき、「馴染みの日本株」です。馴染み=安全ではないです。馴染み深い日本車は毎年品質問題ばかり起こしています。中で働けば、火事ばかりの実態に驚きます。自動車業界で働いていますが、毎月災害+火災調査ばかりです。しかも驚くほどアナログな方法です。インドの汚い職場より、人も設備も年寄りの日本の職場の方が長期的には品質に疑問ありというのが実務者の感覚です。

✔︎30年以上負け相場で悪戦苦闘

「馴染みの日本株」のチャートを見てみると、そのヤバさがわかります。なんの知識も入りません。単に日本とアメリカの市況平均を比べると進むべき「市場」が一目瞭然です。個別銘柄の選定はそのさらに先。入口以前に、住所を間違えないことが大切です。

✔︎負け相場で30年以上生きてきた人が親世代

アメリカでも浮き沈みはありますが、30年も回復にかかる負け相場はありません。今、30年ぶりに日経平均が回復傾向にありますが、実態が伴っているとは思えません。30年前の日本ではこんなことが起きていました。今とはまるで別世界ですよね。

✔︎日本株=日本人は妄想

数字をみると、日本株を買っているのが日本人ではないことがよくわかります。「馴染み」で買う投資家なんて、あり得ません。期待があるから、外国株であっても買うのです。

2.実際どうか 株式市場の世界平均S&P500

✔︎S&P500とは

S&Pとは、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスが算出しているアメリカの代表的な株価指数です。素人的に言うなれば、「米国株の市況」です。日本にはNikkei225というものがあります。どこの国も似たような市況がありますが、日本のチャートは負け相場で、アメリカのチャートが世界の中心です。

✔︎S&P500のチャート

✔︎いつ始めても得をする世界

先にも述べましたが、不況に耐える力があれば、いつ始めたとしても得をする世界です。

✔︎そもそも株式市場がアメリカを育てた

このチャートには深い深いアメリカの歴史と思い入れがあります。

その理由は、アメリカの建国史にあります。アメリカでは、株式会社が大陸横断鉄道を作りあげました。

現代人の感覚では当たり前かもしれませんが、普通は逆です。国が、国土維持・開発のために、国債で建設するのが定石です。日本でも、ロシアでも、イキリスでも、インドでも、中国でも。鉄道建設は国の代表的な国策です。国→鉄道→国土開発・防衛→民間払下(=株式公開)。これがよくある順序です。今の話ではなく、戦争と国境がものをいう時代の鉄道です。これがアメリカの場合、逆行しているのです。株式の背負う信用と歴史が全く違います。

3.日本株をやってはいけないこれだけの理由

✔︎減配=経営者失格のアメリカ 痛み分けの日本

アメリカでは、配当を増やすことが正義です。その期待感があるからこそ、鉄道は対岸まで延びることができました。逆に減らすことは、経営者失格を意味します。クビです。債務超過になってでも配当を出すことが正義です。日本人の感覚なら、理解しがたいですが、株主利益が社会利益というのがアメリカです。日本なら、株主利益は絶対に「公益」とは認められません。つまり、同じ配当や株価上昇であっても、背負う正義が全く違います。日本株はともすると悪なので、二重に損です。

✔︎1株買いができない日本 1株買いが当たり前のアメリカ

米国株は1株からでも買えます。もし株価が上昇すると、株を分割して、庶民でも買える株単価に戻します。テスラもアップルもこの道を通りました。テスラは株価上昇(1000USD)を理由に、発行済み株式数を5倍にし、株価を1/5(200USD)に下げました(時価総額は同じ)。このように、庶民でも買える株単価を大切にしています。その結果、米国株が流動性が上がり、取引量の増加に伴い急落リスクが緩和されます。

ところが、日本では「単元株」という悪習があります。株単価が例え安くても、100株単位(例)でしか買えないとかいうルールです。従業員持株会に入っていても、このルールで売れない+分散できない資産が積み上がります。米国だったら、10種類に分けれたものが、日本なら1種類のみ。しかも、売るときはALL or ゼロ。こんなルールになっているのが日本株の特徴です。一言で言うと、金持ち専業のギャンブルです。してはダメですね。「日本株なら」ダメ絶対!というのは正しいかもしれません。

✓リスク分散にならない

日本人である時点で、貯金至上主義だと思います。この頭で日本株をしてしまうと、リスク分散になりません。日本株が下がると、日銀が株を買い支え、価格を上げようとします。日銀の信用が落ちると、通貨も株も一緒に落ちるリスクがあります。資産を同じリスクのあるところに置いておくと、何かあったときに「価値の保存」ができません。貯金も株価も同時に評価減を食らう場合がありえます。どうせ日本に一生いるのだからと、みんな一緒!と安心もあるかと思います。でも、一皮めくると、身の回りは全て輸入品です。安く変えているのは円と日本政府の信用があるからです。その信用の根拠って、あってないようなものだと思います。