家族自慢 弟が聖火リレーに出ました 古式泳法は聖火より存在感があります!

家族

週末は徒然記事を書くと決めているなぎささんです。

今週は家族の自慢です。

なんと、弟が聖火リレーに出ました。

まずは動画を!

※絵的には、秋田新聞のニュースがキレイかもしれません。

正確にいえば、聖火ではなく、この「山内流」と書かれた旗を持ちました。

身内の自慢話ではありますが、聖火より、この旗3本の方がずっと存在感があります。

「リレー」とはいいながらも、200年の伝統を背負って、水上パフォーマンスをするのは、全国でもここだけだと思います。聖火より、オリンピックより、山内流であることに誇りがあります。

弟よ、よくやった!欲を言えば、できれば兄弟3人で出たかった。

実は、我が家は兄弟3人そろって、

大分県の無形文化財の継承者であり、古典泳法山内流の師範です。

地元の海に行けば、先生としての出勤札があり、生徒がいます。

雇い主は市長です。教室の最終日には市長と警察署長がゲストで来てくれるような、伝統的な「武芸」です。

一時期インド臭い記事ばかり書いていたなぎささんですが、実はれっきとした日本人です。

残念ながら、私は大阪、妹は東京にいるので、練習を含め、参加のチャンスはありませんでした。地元に残った弟は見事です。

この旗の説明をします

まず、メチャクチャでかいです。

竹の棒は小さな電柱くらいあります。

旗は畳4畳くらいあります。

ぶっちゃけ、小さな「ヨット」です。

水泳や体力ではカバーできない、「練習」が必要です。古式泳法は山内流を含め全国に12流派ありますが、これだけ大きなものを持てるのは山内流のみです。パフォーマンスならどこにも負けません。

次に、「令」と書かれた旗です

この歴史は古く、200年くらい?あります。たぶん。。。

少なくとも、「令和」にのっかってできたものではなく、

「令和」が後からついてきたものです。軍隊でいうところの「軍進ラッパ」です。

この旗と螺貝と太鼓で、水軍の指揮をとっていたようです。

2本目の旗は「山内流」と書かれています

弟はこの旗を持ちました。

「令旗」よりも大きいです。水泳関係でパフォーマンスを求められることはありますが、大体この2本の旗でその場を飾っています。たぶん、これ以上の水上パフォーマンスはどこにもないと思います。

3本目の旗は今回の特注品です

地元の高校生が書いたそうです。

和紙というのが新聞等での説明ですが、正確には「提灯紙」です。とにかく薄いです。破らないように書くのが大変です。

 

旗持ち泳ぎの難しさ

大きな旗を持つのはもちろんのこと、風がふくと本当に大変です。

日本語には「風」を物事の進めやすさによく例えます。逆風、追い風、向かい風、順風とか。

この旗を持って海を渡ると、この意味が本当によくわかります。

続いて波です。

波が高いと、自分の息継ぎをあきらめます。旗を持ち上げることを優先します。

風と波はセットですが、風が止まると書いて「凪」と読むのは、漢字の奥深さです。

今回は、風があり、波が弱かったのかな、、、と映像分析をします。

そして、今回の特徴は浅さです。

あの浅瀬で「ヨットが3隻」がパフォーマンスをするのは大変だったと思います。

 

関係者の方々、お疲れ様です。地元の誇りです。