「100万人が雇用失う」豊田会長 太陽光で副業する自動車業界のサラリーマンが思うこと

太陽光発電

3月11日を迎えるたびに、原発の怖さを思い出します。

  • 原発は再稼働すべきか
  • 太陽光はもっと伸びないのか
  • 東北含め、日本の復興、成長は

いち個人が考えるには無意味なほど大きなテーマですが、その余波は多くの人に直撃します。

本日の記事

  1. 驚きのニュース 「100万人が雇用失う」豊田会長
  2. 自動車業界で働き、太陽光で副業するサラリーマンとして
  3. 原発は再稼働すべき?
  4. 今更火力発電を新設する日本
  5. 太陽光は伸び悩む・・・

この記事からわかること

国家の電源選択がなぜ大切かが分かります。

「カーボンニュートラルが進まなければ、日本で自動車が作れなくなる」by豊田章男

この論理は自動車に限ったことではなく、製造業を代弁した危機意識です。英語に弱い日本人には、正直製造業か農業しかありません。ネットやプログラムで稼ぐにも、海外への発信力で資質に乏しいです。製造業の打撃は本当に国家の、いや、自分の雇用問題なのです。

この記事を書いているなぎささんは

自動車業界で働くサラリーマンであり、副業で太陽光の売電事業もしています。この記事にはちょっとした正義感と将来への自己アピールも感じています。副業で、とは書きましたが、前職でも現職でも、会社自体が副業で太陽光をしています。前職の会社ではFIT以前の2006年から。現職の会社は2018年から。その親会社はFIT初年度の2012年から。私自身、始める前に、両社の社長や取締役に話を聞いて回りました。リスクも取りつつ、将来への種まきでもあります。

1.驚きのニュース 「100万人が雇用失う」豊田会長

私が多くを語るより、このこの動画を見てください。ショックですが、事実です。

2.自動車業界で働き、太陽光で副業するサラリーマンとして

このニュースを3月11日に出すことに、「太陽光促進圧力」を感じずにはいられません。

東北大震災で、日本は国家としての電源選択を本気で考えました。それまでの日本は、韓国やロシア、中国と競うように、首相自らが原発のトップセールスをしていました。原発事故を経て、「安全で、安価で、環境に優しい」この虚言が全て反転し、国内の原発は6年間全機ストップ。代わりに火力頼みとFITという太陽光推進の国策もこの時始まりました。

3.原発は再稼働すべき?

ただ、私情を忘れ、冷静に考えると、今回のニュースは原発再開への政治圧力です。

原発は本当に「安全で、安価で、環境に優しい」のでしょうか。事故を起こした後の今を見れば、答えは一目瞭然です。逆に、減価償却を終えた太陽光には、実質「原価」=燃料の仕入れがありません。これ以上に安い電源はないでしょう。分散しているので、テロや災害にも強いです。太陽光業界では、よく「廃棄費用」(過去記事)が問題視されますが、原発の比ではありません。屋根にチョイ乗せしただけでも、企業イメージのUPにつながります。バランス論はあるかもしれませんが、個人的にはもっと増えて欲しいです。(仲間も)

4.今更火力発電を新設する日本

今の今になって、日本は火力発電を新設しています。しかも、石炭。場所は長崎県松浦市の九州電力2号機。時代逆行。オールドリスペクト。イメージ損失。これが原因かは別として、同じ九州エリアで太陽光発電の「出力抑制」が今年からまた厳しくなります。

一方、新しい技術開発も進んでいます。アンモニアを燃料にすれば、CO2ゼロで火力発電ができるそうです。スゴいのは既存の火力発電所でも使えるところです。この技術が実用化すれば、日本は新しい資源大国になるかもしれません。

5.太陽光は伸び悩む・・・

太陽光は従来のFITからFIPに変わります。固定単価から変動単価になるので、収益計算がしにくくなり、素人の参入が厳しくなります。素人にとっては参入しづらい国策です。散々勧めておいて、素人離れしつつあるビジネスかもしれません。今回のニュースが太陽光促進に向かう政治圧力になればと願います。