【失敗談】投資は目的設定が大切 融資審査に落ちた私の反省文
私のブログを見ていて、こう思う人はいませんか?
- 夫婦で借入1億円、支払利息2千万円! → やりすぎやろ!
- デメリットはないん?失敗は考えないの?
- 大丈夫?
そんな人に向けて、大丈夫ではない私の反省文を書きます。
この記事から得られるもの
投資を続けたいなら知っておくべき、「投資の目的設定」を説明します。主に、2017年、初めて不動産を買ったときの私を諭すつもりで書いています。
本日の記事
- 投資は目的設定が大切
- どうすべきだったか
- 今思うこと
この記事を書いている私は
本日(12/25)、日本政策金融公庫に、太陽光の追加融資の相談に行ってきました。(この記事の続き)結論はNG(涙)昨日、夜の3時まで書類作りに専念していたのですが、実らなかったです。残念。これも一つの勉強と思い、審査NGの自己分析をしようと思います。敗因はずばり、投資の目的設定でした。
今日は有給をとって日本政策金融公庫に行ってきました。目的は追加の太陽光投資の融資相談。そして結論はNG!原因は負債が多い、土地や自己資金や業歴などバックボーンがない、既存事業の返済スピードが遅いでした。反省文を書きます! pic.twitter.com/pJ99hvVhhY
— なぎささん 太陽光と不動産で夫婦3馬力を狙う (@nagisasan1234) December 25, 2020
1.投資は目的設定が大切
いかなる個人も法人も、投資と確定申告の段階でこのどちらかを選択します。
✔︎投資の目的は主に2種類
- 収益目的として、事業拡大を続けたい
- 節税目的なので、むしろ赤字でもいい
なぜ、「投資には目的設定が大切」かというと、この入り口を間違えると、途中で路線変更が困難だからです。特に、設備や不動産を持つ事業の場合、損切りによる目的変更が困難です。(=今日の私)
✔︎多くの企業は節税目的
たぶん、サラリーマンだけをしていると、一つ目の「事業拡大を続けたい」以外は理解できたいと思います。しかし、世の中のほとんどの企業は赤字申告です。
理由は、世の中の99%は小規模経営の法人であり、事業の拡大より節税や現状維持を大切にしています。自営業の場合、自宅や自家用車の償却費、光熱費や家族の給料さえも、ある程度合理的に費用処理できます。実際に儲かっていても、社長の裁量次第で赤字にも黒字にもできます。それなら、いっそ節税目的で、赤字にしてしまおう!というのが、ほとんどの企業の方針です。私を含め、新卒採用をするような企業は、社会的には珍しいと思うべきです。
✔︎事業拡大を続けたいなら
「納税=社会的ステータス=次の融資を可能にする」と理解すべきです。
実態がどれであれ、「慢性赤字」と言われたら、どんな金融機関もお金を貸そうとしません。今日の私の失敗でもありますが、「売上(=利益)のほとんどを返済に回しています」と言った時点で、雲行きが変わりました。「儲かっていて、頭金もあるけど、とある事情で足らない分を貸してほしい」というストーリが必要です。この状況を作ろうとしたら、「節税目的」や「現状維持」という考えでは難しく、最初から首尾一貫して、「稼ぐ!」という意気込みが必要です。
✔︎中間地点 年金や保険目的
節税か事業拡大か。赤字申告か、黒字申告か。この中間地点が年金や保険目的の資産運用だと思います。
一定レベル(=学費とか)までは事業拡大が必要だけど、それ以上は望まないとか。リターンを得られる時期になったら、黒字申告に業態を変化させ、次を狙うかも・・・という感じのポジションです。
私の場合、不動産=年金、太陽光=学資保険、という目的設定で投資をしました。
そんな私が、にわかに「事業拡大」と言っても融資が下りないのはこのためです。拡大と節税。どちらがいいかは、投資を始めたときの自分をいつまでも背負うことになるので、その目的設定は大切です。
2.どうすべきだったか
年金や保険、節税目的の投資であったとしても、実際にやってみると「稼げる方法」が見えてきます。では、どうすればそのチャンスをものにできたのか?どうすれば、追加融資を得られたのか?
結論を言うと、最初の投資からガッツりリターンを求めれば、もう少しチャンスがあったと思います。
✔︎私の弱点
公庫さんとのやりとりの中で見えてきた、私の弱点を説明します。
- 負債が多い(ですよね。。。)
- 土地や自己資金や業歴などバックボーンがない
- 既存事業の返済スピードが遅い(黒字とはいえ、収入≒返済)
一言でいうと、不動産投資=年金資産、という当初の目的設定が尾を引いていた感じです。ワンルームマンションは初めての投資だったので、ローリスクを追求し、黒字ギリギリのところまで、収益化の策を捨てました。これが痛手になっています。不動産の収益化は別の記事にします。また、今年取得した太陽光も、節税交渉に負けた失敗が今に残ります。交渉ネタは、後日別記事にします。
✔︎今からどうすべきか1
私と同じくらいの歳、家族構成で、サラリーマンで、もっと攻めている先輩を見習います。
この人は「2年以内にセミリタイヤ」を目的設定にしており、それを今年達成しました。私の場合は、「平凡なサラリーマンだけど、リッチな教育と老後」を目的にしているので、そこまでは踏み込みません。ただ、攻める人の手段は知っておこうと思います。あとはチャンスと融資をどう手にするか。。。
✔︎今からどうすべきか2
今日紹介してもらったセミナーなどを通して、次のチャンスを探ろうと思います。
日本政策金融公庫といえば、国策銀行です。通常の銀行や信販に比べたら、条件は厳しいけど、借入条件は好待遇という金融機関です。民間が通常しないことも、する銀行です。コトトロ先輩もここを使っていました。(さすが!)同じ公庫でも、支店によって話が違うことがあるようなので、まずは管轄の公庫さんがやっているセミナーで成功体験に触れようと思います。
3.今思うこと
失敗や反省はあるものの、全てはやってみたからこそわかったことです。勉強は最大の無形資産!あと、私のポジションはあくまでも「平凡なサラリーマン」です。投資の目的はリッチな教育と老後。せいぜいこの程度です。これを実現する手段として、本業は絶対サラリーマンです。そのための知識の先取りとして、これからも副業投資をしていこうと思います。失敗はあっても、それは本業では学びになると思っています。
余談ですが、この前会社のとある重役に相談したところ、副業投資で自己破産しても、クビにはならないそうです。なら、しよう!