お酒好きなら知っておきたい 梅酒の「作る」と「つける」の違い 財務部長に叱られた過去

徒然

お酒は好きですか?

  • 梅雨は自家製梅酒を毎年つけている
  • 夏は庭のミントをつんで自家製モヒート
  • 冬はカリンで果実酒にチャレンジ

DIYが好きななぎささんですが、これらの説明を間違うと違法になります!!!

本日の記事

  1. お酒好きなら知っておきたい梅酒の「作る」と「つける」の違い
  2. 梅酒を作るのが厳禁な理由 国税庁の特殊組織を知ってるかい?
  3. お酒と権力の歴史

この記事からわかること

梅酒を「作る」が違法なウンチク話がわかります。正しくは「つける」です。

お酒好きならの話のネタに使ってください。

お酒の勉強だけではなく、社会勉強にもなります。

ここを知らないと、酒好きのおじさんから「違法」と垂れ込まれます。(過去トラあり😢

お金を扱う仕事なら、財務部長から叱られます。

この記事を書いているなぎささんは

前職、東証一部上場企業の財務部で働いていました。

飲み会の席でお酒好きのおじさんに「梅酒って簡単に作れるんですか?」と聞いたところ、なぜかどつかれてしまいました😵(っえ❗️

しかも、割り込んできた財務部長にも注意勧告を受ける始末。

どうも「作る」と「つける」では意味が大違いみたいです。

なぜでしょう。

昨晩、夜な夜な梅酒をつけながら国税庁のYouTubeを見ていたところ、過去の全てがつながったので、説明します。ちなみに、国税庁のYouTubeは面白いので、チャンネル登録しています㊙️

1.お酒好きなら知っておきたい梅酒の「作る」と「つける」の違い

昨日の記事で「自家製梅酒~~~~」とかいって、はしゃいでいたなぎささんです。

え!それ、違法なの??? 言葉のあやですが、言葉は重要です。

✔︎梅酒を作ってはいけない理由

理由は簡単で、お酒を作ることが違法だからです。

「密造酒」という言葉がありますよね。

さすがに刑罰はないと思います。

でも違法は違法です。

たとえ、自己消費目的であってもお酒を作ってはいけないと聞きました。(当時の上司より)

販売目的なら刑罰対象かも、、、

※ちゃんと法律を調べたわけではないので、細かなことは突っ込まないでください

✔︎ではみんなどうしているか →「つけ」ている

そうなんです。

一般的にいう「自家製梅酒」は焼酎とかブランデーに、味を「つけ」しているだけです。

これを「漬ける」というか、味を「付ける」というかは別にして。

とにかく、「作っていない」という姿勢が大切なんです。

✔︎作るは違法、つけるは合法

おさらいすると、お酒を

  • 「作る」は違法
  • 「漬ける」or「(味を)付ける」なら合法

ということです。

同じ行為でも、言葉のあやで違法になってしまいます。

昨日の記事でもそうですが、ついつい、自家製梅酒を「作る」と言いそうですよね。

これは違法なので、言葉には注意しましょう。

2.梅酒を作るのが厳禁な理由 国税庁の特殊組織を知ってるかい?

なにをつまらん話を~~~と思うかもしれませんが、国税庁がYouTubeを使ってお酒に関するオモシロ?動画をあげているので、紹介します。

さて、動画を見ない人に、文字でサラッと説明です。

✔︎メチルアルコール入りのお酒で死亡事故+取締り

昭和20年代に日本ではメチルアルコール入りの密造酒で死亡事故が多発したいたようです。

今でも、国によっては???

そんなこんなで、(なぜか)国税庁が取り締まりを強化していたことも。

✔︎国税庁にはお酒の取締り専門官がいる

そう、国税庁にはお酒の専門官がいます。

しかも、成分分析などをする専門の分析官もおり。

科捜研のように市販品から原料や製造工程もわかるそうです。

その上で、今でも日本全国のお酒を買い揃え、成分分析をしているそうです。

お酒のウンチクが仕事になる職業www

(私はお酒はそんなに飲みません)

✔︎製造現場の実地調査もあるみたい

「第3のビール」とかよく聞きますが。

「お酒」の定義は数年おきに改訂されています。

そして、その度にお酒の現物と表示内容が合っているか、実地調査が行われるようです。

しかもなぜか厚生労働省ではなく、国税庁の専門組織が担当します。

3.お酒と権力の歴史

食品なのに、お酒は国税庁???そう、お酒は他の食品と違って特別なんです。

✔︎秦の始皇帝より、酒は国家の重要財源

お酒は秦の始皇帝の時代から、今に至るまで国家の重要な財源です。

身動きが取れず、課税しほうだいの酒蔵。

中毒性のある娯楽を求める民衆。

徴税権の歴史を見ると、おそらく「酒税」は住民台帳より歴史が古いです。

かなり原始的で今でも実行力のある徴税方法です。

お酒と税(権力)には切っても切れない古いつながりがあるのです。

✔︎お酒から「酒類」&格付けは国家戦略

フランスがどうしてワインで有名か。

それは国が全力をあげて格付けや商品表示の向上に努めてきたからです。

ナポレオン2世がワインの格付けをしていたら、美味しさに競争とランキングを求める文化ができたのでは?と思ってしまします。

####年の$$$と銘柄をいうと、ワインの時価がわかる仕組みがあるようです。

仮想通貨じゃないですが、ある種の通貨に変わる価値の保存です。これが信用と歴史を持ちえたのは、お酒に税金だけではなく、「酒類と格付け」の管理を導入したからです。

ビールとか、第3のビールとか、細かな違いを色々作るのはこう言った国家主導による「酒類管理」の延長だと思います。

✔︎お酒は厚生労働省ではなく、国税庁が監督省庁

さぁ、もう一度振り返って、お酒は食品なのに、厚生省ではなく、国税庁が管理監督しています。

そして、国税庁が見ている以上、そこを意識している財務部部長が言葉のあやに目を尖らせていた理由もわかります。

梅酒を作る は違法

梅酒を漬ける は合法

小さなことですが、言葉の違いは大切だと思った次第です。