母校の同窓会に出席 新キャンパスを散歩中に知った箕面新キャンパスの秘密2選

同窓会

昨日の記事の続きです。一昨日は母校の同窓会の年次総会でした。

  • 箕面新キャンパスができて初めての年次総会
  • 新キャンパスを見るのが目的の人がほとんど
  • 新しくて(憧れの)私学みたい

ここいらは新キャンパスに訪れた人の平均的な感想だと思います。でも、ここでは普段気づかないキャンパスの裏を2つ紹介します。

本日の記事

  1. 大阪大学の秘密 名誉教授の館内パスは無期限
  2. 新キャンパスの秘密 図書館には館内MAPにない秘密の1Fがある

この記事から分かること

大阪大学の箕面新キャンパス もしくは 共同運営になっている箕面市の図書館の楽しみが増えます。特に卒業生。

大阪大学の秘密 名誉教授の館内パスは無期限

総会の後に、流れでその場にいた人達に館内ツアーをすることになりました。

ポジショントークをすると

一応、同窓会の幹事です。

あと、箕面市民です。ここによく来るので、その流れで案内をすることになりました。

図書館の館内ツアーを始めると

卒業生や教授達が入館パスの所持に、ソワソワし始めました。

市民目線では図書館は大学のものではなく、市民のものです。

必然的に入館パスなど入りません。俺の税金です。

が、教授や卒業生の目線では、阪大図書館としての入館パスがあってしかるべき関門です。

入りたいけど入れないのでは、、、というソワソワ感が漂いましたが、

すると、

退官した教授の財布からなぜか学生証がどんどん出てくる(え!)

学生証が未だに財布に入っている大人を見ることは異例です。

しかも、同時多発的に・・・

なぜ、学生証が未だにポケットに???

とツッコミを入れると、

名誉教授は「無期限の(学生)証」を持っているようです。

正確にいうと、有効期限2399年とありました。(記憶微妙)

一応国立大学なので、独立行政法人からほぼ無期限の身分証をもらっていることになります。

さすが!と驚きました。写真をUPしたいところですが、そこは自粛です。

そして、財布に入っているくらいなので、他の阪大キャンパスには足繁く通っているということです。

ここもさすが!知的欲求が衰え知らずで、スゴいです。

新キャンパスの秘密 図書館には館内MAPにない秘密の1Fがある

で、握り締めた学生書が不要であることを伝えつつ、図書館の中に入りました。

すると、

本の絶対数が少ない!

ということになりました。普通の人なら、建築や併設のレストランに目が行きます。

それなのに、昔自分が買った本がない!と探し出すところがさすがです。

探している本は

教授が現職時代に「研究」のために買った「マイナー言語」の論文です。

読書が研究、本を買うのが国家予算、

今思えば変な感じがしますが、日本でこの人しか読まないような難解な本がいっぱいあったのを思い出しました。

館内を2周したところであきらめて受付の人に問い合わせました。

すると、

1階に館内MAPにはない(秘密の)書庫があるようです

図書館の1Fは館内MAPにないだけではなく、図書館のHPにもありません。

そこに入るためには学生証(入館パス)が必要であり、阪大の学生か教職員しか入れないそうです。一般人が入ろうとするなら、阪大の教授から推薦状が必要とのことです。

普段娘を連れて絵本の読み聞かせに来ている行動範囲からは知り得ない部屋です。

特別に私も入れてもらいました

教授2人は、ここで無期限の入館パスを発動し、入れることになりました。

私は持っていないのですが、阪大職員が同伴することを条件に、名誉教授様お二人の力でなんとか入れました。

その秘密の部屋にあったものは

マイナー言語で書かれた古くて、怪しい、本の山です。

本棚が密過ぎて、迷子になります。

聞いたこともない言語もいっぱいあるあります。

理解できたオタク本

恩師が日本初のベンガル語(インド東北部の方言)学科開設のために買いそろえた研究資料とかがありました。結局東京外大に先をこされ、大阪外大では文科省で却下されたようです。

映画のセットみたいな本

背表紙が牛革で、パイレーツオブカリビアンの映画セットに使われそうな、馬鹿でかいハードカバーの本もありました。第一次世界大戦前に、大英帝国が植民地調査をした調査報告書です。

これをオタクの所業

戦前に発行された中国の主要新聞が50年分?以上、1日も欠かすことなく本棚にありました。多分、他のマイナー言語でもあると思います。

「マニアならマンガ全巻そろえろ!」

じゃないですが、この発想に

国家予算と専門家が100年間ついやしてきた歴史の重み

を知りました。

この「画圧」を写真で伝えたいところですが、阪大職員の見守りの中、目立ったことはできませんでした。

海外の大学なら未だにベートーベンの未発表の譜面が出てきたりするようですが、もしかしたらそれに近いものがあるかもしれません。