箕面新キャンパス 外大ホール 寄附方法【私もしました】
こんな気持ちの人はいませんか?
- 懐かしの大阪大学箕面キャンパスがなくなるの(移転)はさみしい
- 何かしたいけど、箕面新キャンパス最後のイベント(ありさよ)はなくなった
- 寄附をしようと思うけど、やり方がわからない
こういった気持ちの方に向けて、書きます。
記事の内容
- 寄附の方法5選
- 寄附の用途
- まとめ
この記事を書いている僕は、外大入学・阪大卒の卒業生で、その同窓会組織にあたる「咲耶会」の幹事をしています。昨年にはなりますが、ヒンディー語専攻の高橋教授の退官記念パーティー(60人参加)を主催し、その時のおつり10万円を箕面新キャンパスに寄附しました。
※ふるさと納税で節税メリットもあり、年末行事としては旬な話題です。
そんな外大・阪大と縁が深い私の記事になります。
寄附の方法3選+番外編2選
1.箕面市のふるさと納税
✓方法
- ふるさとチョイスで箕面市への寄附のHPを開き
- ⑨その他(大阪大学箕面新キャンパス周辺整備)を選択し
- クレジットカード決済をする
- ※注意点ふるさと納税サイトは楽天やANAなど多々ありますが、返礼品なしで用途指定のみのマイナー商品です。他の有名サイトでは見つからないかもしれません。
✓詳細
この寄附方法は、ここで紹介する5選の中で、正直一番オススメです。ふるさと納税なので、住民税の先払いをすることで、用途指定と返礼品をもらえるという寄附のやり方です。用途は“大阪大学箕面新キャンパス(箕面市船場東)周辺整備”のであり、“寄附金の一部を大阪大学に交付”するようです。返礼品で個人あてのものはありません。新キャンパスに寄附者名簿が掲示(予定)で、そこで自分の名前を確認できます。因みに、大学と地方自治体がふるさと納税で協力するのはこの案件が全国初です。大阪大学は商人上手だと思います。
✓メリット
- ふるさと納税で、寄附した金額に応じて翌年の住民税が減額される(=負担ゼロ)
✓デメリット
- 寄附金の全額が、箕面新キャンパスや外大ホールに使われるわけではない
- 大阪大学が直接発行する感謝状はない
- 来年もこの寄附の窓口があるかは不明
2.大阪大学未来基金
✓方法
- 大阪大学未来基金のHPから
- 大阪大学箕面新キャンパス整備事業を選択する
- クレジットで決済する
- ※デフォルト設定になっている「大阪大学創立90周年・大阪外国語大学創立100周年記念事業募金」を選択すると、そのほとんどが中之島キャンパスに使われます。
✓詳細
大阪大学の募金窓口は、本来この「大阪大学未来基金」しかありません。ここで紹介する5つの方法は、どれも直接ここに寄附するか、間接的にここに寄附するかの違いです。この方法では、直接大阪大学に寄附するため、大阪大学から直接個人あてに感謝状が届きます。また、芳名録で自分の名前を確認することもできます。前回の記事で紹介しましたが、高額寄附者になると自分の名前を大々的に公開することもできます。名義の扱いに関しては、こちらの記事をご確認ください。
また、この方法で寄附すると、個人の場合、所得税法上の寄附金控除を受けられるほか、以下の住所にお住いの方は住所に応じて、住民税の税額控除を受けられます。
因みに、これは高須クリニックの高須克弥様もしている節税策です。
- 大阪市:10%(府民税2%+市民税8%)
- 吹田市・豊中市・茨木市・箕面市:10%(府民税4%+市民税6%)
- 堺市:2%(府民税のみ)
- 上記以外の大阪府下の市町村:4%(府民税のみ)
- 法人名義で寄附する場合は、法人税法上の指定寄附金として、一般の寄付金の損金算入限度額と別枠で、損金算入することができます。
✓メリット
- 個人なら、所得税の所得控除と(住所に応じて)住民税の税額控除を受けられる
- 法人なら、損金算入し、経費処理できる
- 直接大阪大学に寄附でき、指定した用途のみに使ってもらえる。
- 直接大阪大学から個人あてに感謝状が届く
✓デメリット
- 節税効果はふるさと納税ほどない
3.咲耶会の年会費+賛助金 (間接的寄附)
✓方法
- 咲耶会のHPから
- 年会費(3,000円)、賛助金(自由)の支払い画面に行き
- クレジットカードで決済する
✓詳細
これは間接的な寄附のやり方になります。咲耶会は箕面新キャンパスに外大ホールを作るために1,000万円寄附しています。これまでも、これからも、咲耶会に寄附した方は、この寄附金の一部として参加したことになります。間接的な寄附ではありますが、今後ともよろしくお願いいたします。
この方法で寄附する場合、大阪大学未来基金の芳名録にはのりませんが、咲耶会の会報『咲耶』の巻末に掲載されます。人によっては友人同士で自分の寄附の状況を交換できるので、この方が実感のわく人がいるかもしれません。
✓メリット
- 咲耶会を通して、長期積立寄附できる
- 会報『咲耶』に掲載される
✓デメリット
- 大阪大学未来基金の芳名録には記載されない
- 間接的な寄附のため、実際の用途は分散される
- 節税効果はゼロ
4.寄附して返礼品をもらう
✓方法
- 咲耶会の寄附HPに行き
- 返礼品を選択し
- クレジットカードし
- 返礼品をもらう
✓詳細
咲耶会は募金活動の一環として、外大100周年記念グッズを返礼品に渡す活動をしています。年会費・賛助金と同じく、咲耶会を通して大阪大学未来基金に寄附する方法ですが、収益の全額(事業経費を除く)を外大ホールのために使います。ありさよはできませんが、思い出の品が残る方法です。
✓メリット
- 記念グッズがもらえる
- 寄付した金額を、(事業経費を除き)全額外大ホールを作るために使用できる
✓デメリット
- 寄付者の名前はどこにもでません
- 節税メリットはありません。
5.伴野富男様のマネをする (資産家限定)
✓方法
- 熱意を伝え
- 大学と一緒になって使い方と窓口を決める
✓詳細
伴野富男様はインド・パキスタン語・昭和34年卒の外大の先輩です。インド外交などの研究に役立てるため、「1,000万円を寄付したい」と阪大にお電話があり、用途・窓口を相談の上、ご自身で来校された上、高橋理事に1,000万円の目録を手渡されました。この寄附金は、現在「伴野南アジア教育研究事業」として、南アジアと日本、双方向の留学生への奨学金として使われており、大阪大学未来基金のHPでも、特別コーナーで留学体験記が報告されています。伴野富男様自身は、阪大と相談の結果、大阪大学未来基金から寄附しており、高額寄付者としてゴールドプレートで公開されています。
学生の生きた活動を見ることができ、とても実感のわく賢い寄附の仕方です。
✓メリット
- 寄附の効果を最も実感できる
- (同額の高額寄付者と比べても)目立てる
- 節税策を含め、窓口と用途を大学の専門家と相談して、ベストができる
✓デメリット
- 熱意とお金で人を本気にする必要がある(その分、尊敬される)
寄附の用途
今回紹介した寄附の用途は大阪大学 箕面新キャンパスの中に外大ホールを作るものです。
古い話になりますが、上八学舎から箕面キャンパスに移動したとき、咲耶会(=先輩世代)は記念会館を残してくれました。金額にして約3億円(だったと思う。。。)。キャンパス移転20周年の時には、懐かしの時計台ができました。両方、キャンパス移転が人々の思いをなし、今に形を残すものです。
ネットやSNSが発達した今、形は違えど、多くの人が去りゆく箕面キャンパスにさみしさを感じています。今回はキャンパス移転に加えて、「外大」という名前が表にでる最後のイベントであり、阪大より古い100周年記念行事です。これを機に母校に何か、形あるものを残せたらうれしいです。
まとめ
箕面キャンパスの移転はさみしいですが、逆に「外大」の名前が表にでる最後のチャンスです。もっというと、ここで何もできなければ、外国語学部も肩身が狭くなるような気がしています。先輩世代が箕面キャンパスに寄附してくれたように、私たちの世代も新キャンパスに何かを残しましょう。
私はケチな性格なので、ボーナスを受け取った後、余力と節税効果を算出して、ふるさと納税をするつもりです。