【注意】太陽光発電は国税庁に目をつけられている!!!

太陽光発電 資産

このような気持ちの方に向けて、記事を書きます。

  • 売電収入のせいこい儲け方(昨日の記事)を知り、気分を害した方
  • すでに太陽光発電をしている方
  • 新しい物好きで、色々試している方

こういった気持ちの方に向けて、国税庁からのメッセージをお伝えします。

本日の記事

  1. 国税庁は太陽光発電業者に目をつけている
  2. 時代のトレンド
  3. 実際に太陽光発電を始めた私が思うこと

この記事を見ている私は、今年の1月に太陽光発電を始めました。前職、上場企業の財務部で働いていました。その余計なプライドから、確定申告を税理士なしで乗り切ろうと、日々勉強しています。

1.国税庁は太陽光発電業者に目をつけている

✔︎業種別 脱税ランキング

太陽光発電は、令和元年の税務調査の結果、業種別脱税ランキングTOP4位として発表されました。目を付けられているということです。

国税庁の該当HP

電気代が高くて怒っている方は、悪徳業者のスキャンダルと思い、楽しんでください。

今太陽光発電をしている人は、注意必要と、認識してください。

興味を持っている方は、今流行のビジネスだと、認識してください。

✔︎脱税の内容

脱税の方法は、おそらく費用を大きく見せすぎたことだと思います。

脱税には、大きく分けて次の3分類があります。

  1. 売上を小さく見せる
  2. 費用を大きく見せる
  3. 制度の認識違い

このうち、太陽光発電は顧客数が少ないことと、現金商売ではないことから、①の「売上を小さく見せる」が成り立ちません。③の「制度の認識違い」はマイナーケースであるため、いきなりTOP4にならないと思います。

✔︎脱税の手段

実際、個人事業主にとって、経費の概念は微妙なところがあります。例えば、高級外車を買って、それで太陽光発電の周りの草刈り(日常メンテ)に行く。本当にそれだけの用途であれば、償却費として数年かけて費用処理できます。ただ、私用にも使っていた場合、事業経費と家事とを「合理的」に「按分」する必要があります。加えて、単価20万円以上のものであれば、単年で費用計上することはできず、償却費として数年かかります。おそらく、こういった公私混同と期間のズレが積み重なった結果、費用をムダに大きくなり、脱税となったのでしょう。

✔︎注意点

1件あたりの申告漏れと追徴税額はかなり大きいです。単位が「一人」となっています。

・1件あたりの申告漏れ所得 1,718万円

・1件あたりの申告漏れ所得   294万円

多分、その世界で有名な人を何人か、「見せしめ」として検挙したのでしょう。これは、その人が悪徳業者だったということよりも、素人へのメッセージです。

太陽光は、素人でも簡単に始めれる副業投資にです。

私自身の話をすれば、宮崎県に行ったことがないのに、そこから毎月売電収入を得ています。素人なので、現地に行ったところで、どうせ何もできません。全て外注管理なので、今後行く予定もありません。そんな感じで、誰でも、どこでも、簡単に、始められます。また、一般家庭の屋根にのっているものも、立派な太陽光発電です。こういった素人の増加に対して、経費認識の厳格化を訴えたのが今回の出来事です。

2.時代のトレンド

同じような感じで、毎年のランキング変動を見ることで、時代を読み解けます。

✔︎仮想通貨

2017年をみると、突如「システムエンジニア」という職業が脱税ランキングTOP4に上がりました。その後も、3年連続TOP5にいます。

おそらく、これは仮想通貨で儲けた人のことです。脱税方法は、①売上を小さく見せたことと、③制度の認識違いでしょう。

私も今年から仮想通貨を始めましたが、ルールにピンとこないものもあります。例えば、仮想通貨で買い物をしたら、日本円に換金したことにみなされ、損益計算の対象になります。仮想通貨を仮想通貨に換金しても、便宜上、一度日本円に換金したとみなされ、損益計算をしないといけません。実際は一度も日本円に換金していないのに、計算を間違うと所得隠しとなります。どうもピンとこないルールですね。

2017年といえば、仮想通貨バブルで、ビットコインが過去最高値(未だ破られず)を付けた年です。確定申告のルールも曖昧でした。ルールを作るだけではなく、ルールを浸透される方法として、国税庁の検挙には意味があります。逆に言うと、炎上商法から、素人でもできる安全なものに脱皮する過程とも言えます。

✔︎高級和牛の不正持ち出し

畜産農業(肉用牛)は、高級和牛の精子を海外に不正持ち出ししたものだと思われます。脱税方法は、①売上を小さく見せたことでしょう。

✔︎給付金詐欺

今年特有の「経営コンサルタント」は給付金詐欺のことでしょう。脱税方法は、①売上を小さく見せたことだと思います。

インドに長かったせいか、仮想通貨と太陽光を除けば、どれもキャッシュレス化できてないから起きている問題だと思います。

3.実際に太陽光発電を始めた私が思うこと

この12月中に、有給をとって、税務署にちゃんとルール確認に行こうと思います。

あと、余談ですが、脱税額で発表される事例は、エゲツないですね。単位が、「1人で儲けて、隠した利益(売上ではなく)」ですからね~~~。特に、夜の商売はスゴい。。。1人で、隠した利益だけで、3000万円以上!!!

他人を見てではないですが、恥じない仕事をしていれば、大丈夫だと思います。