なぎささん インドの新工場立上げに出向? 場所は古巣の南インド#3 仕事か家族か

仕事

昨日の記事の続きです。家族か仕事か。天秤にかけるのがおかしな話ではありますが、事実そういうときはあるものです。なんせ相手は、家族でも仕事でもなく、チャンスです。

  • 自分の夢と特性を追いかけ、仕事のチャンスにかけるか(=ボタンを押す)
  • 家族の時間を大切にするか(=ボタンを押さない)
  • あとは自分をどう納得させるか。

男は、仕事でも家族でもなく、チャンスの話に火がつきます。

本日の記事

  1. 自分の幸せを考えてみた 私の答え
  2. 自分が見てきた単身赴任の人生
  3. 自分が目指す家族帯同の海外生活

この記事からわかること

自分にとって幸せとは何か?これを考えるきっかけになればと思います。

人生は決断の連続です。決めるたびに、大切なものを再認識します。過去に大切であったものであっても、今の価値観で見ると、もっと大切なものがあったりします。人は変わります。大切なことは、それを失う前に気づき、抱きしめることです。平凡なサラリーマンの小さな事例ですが、何かの参考になればと思います。

この記事を書いているなぎささんは

前職で5年間、南インドのバンガロールに駐在勤務しました。

書けば長いですが、インドとは縁が深いです。国費留学で1年間。旅行で10回くらい?。ヒンディー語を大学で専攻すること4年。住むこと5年。両親はヨガ教師で、インドを毎年行き来すること40年。もう省きますが、育ち+学歴+職歴+言語。自慢ですが、私には、はっきりと、インド特性があります。そして、インドに家族帯同でもう一度海外駐在することを夢に思っています。(実は妻の経歴の方がもっとインド特性があったり???)

1.自分の幸せを考えてみた 私の答え

ですが、私は、今回のインド出向のチャンスにふたをしようと思います。

✔︎さすがに一晩悩んだ

会社で話がわいたその日は、興奮で寝れませんでした。(過去記事

ただ、寝ながら何時間も妻と話をし、翌朝目が覚めると、迷いは消え、はっきりととるべき答えが出ました。

✔︎朝起きると、横に小さな私が、、、

寝付けなかったわりに、朝は早く目が覚めました。いつもはドベけつで、妻と娘に叩き起こされる私ですが、今日は珍しく逆でした。

起きて見ると、なんと、小さな私が!!!

娘が私と全く同じ寝顔で大人のふどんの中にもぐろうとしてました。顔のシワとか、目のこすりかたとか、起こされたときの反抗のしかたとか。すべて私と同じです。そして小さい。

あまりの可愛さに、すかさず妻を呼びました。すると、今日はそれほどでもないようです。妻からすると、2人そろって、叩き起こされている時は、動きまでシンクロしているみたいです。

✔︎貴重な朝の1分1秒を投じる今の幸せ

私と娘のねぼすけが理由で、妻は毎朝激怒です。朝の1分1秒を大切にするがために、最後は棍棒を持って叩き起こしにきます。でも、いつも決まって、スマホを取りに戻り、写真をとって、ニヤけています。その気持ちが、今、少しわかりました。

妻のスマホを見ると、こんな写真であふれかえっており。1億枚はあるんじゃないかと、、、それほど、このなにげない日常が楽しく、幸せなんだと思います。家族の大切さに気づかされます。

インドどころではありません。

2.自分が見てきた単身赴任の人生

インド駐在時代、私は独身でしたが、単身者の生活はわりと近くで見てきました。

✔︎生意気いいますが、当時の上司のマネはしたくない

当時の私は社会人1年目で独身でした。彼女(=今の妻)がいるといっても、出発前夜からの付き合いなので、特段「守るべきもの」はなく。そんな気軽な人生で、当時の上司をディスるのは心が痛いです。

が、人生は決断の連続です。私の決断として、当時の上司みたいな人生になるなら、貧乏を選ぶと決めました。少々ディスります。

✔︎インド5年で、もっとも記憶に残るのは上司の家族愛

当時の上司は、本当に愛情深い人でした。

今では1200人規模ですが、まだ会社が2人だけだった頃、ふとした上司の話に深い深い家族愛を感じました。内容ではありません。その語るときのお話色と表情です。5年間もインドにいるとスパイシーな出来事はいくらでもあります。でも、この一瞬が、そのとき感じた計り知れない愛情深さが、一番強烈なインド体験だったように思えます。

「娘は可愛い」。

そういった瞬間の上司の表情と声色は多分、一生忘れることはないでしょう。

だからこそ逆に、何年も家族に会えず、遠く離れてくらす姿に、辛く思えました。

インドで出世の辞令を聞いたときに、「おめでとうございます」の挨拶に、反射的に逆ギレされ、「これでインド駐在がリセットされた」と怒り狂っていました。これが2つ目に衝撃的だったインド体験です。

あの愛情深かった上司に、ねじ曲がったストレスを感じました。これはみんなそうですが、インドに住むと、日本人はキレやすくなります。そこに単身赴任が重なると、次会うときはもう別人かもしれません。愛情深さを知るが故に辛いです。

✔︎自営業育ちなので、単身赴任の人生に拒絶感

サラリーマンのくせにですが、仕事は住みたい場所で見つけるべきです。

インド=家族を呼べない、ならば住むべき場所、すべき仕事ではないです。出世を忘れれば、日本で平凡なサラリーマンをできます。

あと、みんな働く時代です。(過去記事)みんな転職も副業もする時代です。みんなというのは、なぎささん+妻だけではありません。その2人の信用力(=不動産+太陽光)とその2人の金融資産です。2人で6馬力にもなり得る時代です。家族の知恵として、住みたい場所で、住める方法を考えるが大切です。

仕事は男。つまり家庭は1馬力。そんな古い考えが単身赴任を作り出している気がします。

3.自分が目指す家族帯同の海外生活

とは言え、仕事は男。という考えで、家族帯同で海外駐在する憧れはあります。妻も理解してくれています。

✔︎インターナショナルスクールも

会社都合での駐在となれば、インターナショナルスクールも視野に入ります。日本では芸能人の世界です。慶應とか早稲田ではありません。大使館職員の子供が行くような学校です。ここに我が子を送ることができます。

前職では、駐在員の教育環境を整えるべく、一度インターナショナルスクールに視察に行ったことがありました。

いきなり子供が走り寄ってきて。頼んでもいないのに学校自慢をしてくれました。挨拶も丁寧で、英語も堪能。日本人ですが、こんな日本人の小学生は日本にはいません。そして、その子もこの恵まれた環境を自覚していました。貿易をして初めて自国の価値がわかるように、留学して初めて、いろんな良さがわかります。

✔︎日本って、そんなにすごいか

あと、日本へのこだわりって、私にはあるようでありません。

子供の未来を考えると、日本の未来はないです。日本がまだ先進国と言えるうちに、できることはしておきたいです。近い将来、日本の製造業は技術もブランド力もなくなります。海外駐在とか、そんなオプションや夢物語はなくなります。単なる出稼ぎ労働に成り下がる前に、夢をかなえたいです。