なぎささん インドの新工場立上げに出向? 場所は古巣の南インド#5 採用面接を思い出す

インド経験 仕事

思いのほか、インドシリーズ(#1#2#3#4)がウケているので、続けます。

  • 夢を即実現する人ってどんな思考回路なの?
  • 熱意ってよく言うけど、よくわからん
  • 目立っていいことってそもそもあるん?

そんな平凡なサラリーマンに、サラリーマンじゃないサラリーマンの思考回路を教えます。

本日の記事

  1. 若者が夢を叶えるための最短ルート
  2. 夢を最速で実現させた入社面接
  3. 時効だからこそバラす学生時代のバイト
  4. 入社後どうなったか

この記事からわかること

若者が夢を叶えるための最短ルートを教えます。

若者は特別です。成功した人ほど、昔の自分とかぶるものを感じたら、「投資」をしてくれます。その投資は、若者にとっては100年経っても手に入らないものです。それを、瞬時に手にいれる方法です。よく「採用面接は生涯年収を決める億円ビジネス」と言われます。夢がある若者にとってはそれ以上の効果を発揮します。

この記事を書いているなぎささんは

インドで働くことを夢見て就職活動をし、それを社史に残る最短記録で達成しました。

前職では、その元社長が退職前にまとめた社史に表現を変えて、私が紹介されています。夢を求めて最短ルートで走る若者はとにかく「目立ちます」。声援を受け、スピードアップが半端ないです。この株価急騰中の当時の私を、思い出話として語ります。

※今は平凡なサラリーマン代表のつもりです。

1.若者が夢を叶えるための最短ルート

恥ずかしがらずに、自分の夢と特性を語りましょう。

今多くの企業でTOPをしている人は、若いうちに海外に出て行った人たちです。

「若いうち」というのがキーです。

20代で経験した海外は人生観を変えます。その勢いで成功人生を歩んでいると思います。そんな人に、「海外」といえば直球で伝わります。社長目線で、過去の自分と被ることが多いと思います。夢が海外と無関係でも、「新領域」であることをアピれば同じ話です。

あと、新卒や新入社員は失うものがないです。最初は目立つくらいがいいかもです。

2.夢を最速で実現させた入社面接

さて、一般論はさておき、ここからは自分の思い出話です。

✔︎入社面接で何をしたか

面接では、とにかく、「インド」と「働きたい」しか言わないと決めていました。

会話はこんな感じです💦

”ところで、君はうちがなんの会社か知っていますか”

「インドですごく売れている商品を作っている会社です」(答えはクラッチ💦)

“さっきからインドしか話を出さないが、どうなっているんだ?”

「「「インドで働きたいんです。私には特性があります。」」」(ブチギレ💢💢

補足すると、本当に「インド」と「働きたい」しか言いませんでした。

✔︎その結果、いきなりインド!

”採用するから、いますぐパスポートを出しなさい”

「????」

面接官の反転攻勢に、なぎささん、理解が追いつかず。。。

「どういうことですか?」

”君を1ヶ月限定で採用し、早速インドに出張にいってもらう”

「1ヶ月?大学の授業が。。。」

”そこは、会社として、大学に「交渉」します!!!”

”なんらなら、社有車で私が空港まで送迎します!!!”

もう、相手の対応の変化に、理解がついていきません。が、チャンスなので、

「イケます!。あ、行きます!!!」

✔︎実際、面接の裏で何が起きていたか

社長がインド人材確保のために、各所に「厚」をかけていました。

”誰かインドに行きたい若者はいないか?” →いない

”誰でもいいから、インドに行きたい者はいないか💢” →いない

ならば、万を辞して、

”社外でもいいから、本当に誰でもいいから、いっそ学生でもいいから、誰かいないか💢💢💢

 →なぎささん現る!!!

社名を検索すると、キーワードの2番目に「パワハラ」が出る会社です。人事は焦っていました。

3.時効だからこそバラす学生時代のバイト

そんなこんなで、本当に授業をサボって、インドに出張しました💦

✔︎実は前の会社には2回採用され、2回退職しています

インドに出張するには「雇用ビザ」が必要です。ということで、一度入社手続きをしました。いろんな契約や社員研修など、とにかく半日で終わるよう、強制短期プログラムが組まれました。

消火器の実演練習のみよく覚えています。なぜに今?と思いましたが、これが製造業の文化です。

そして、インド出張。本当に目的も何も聞かされていませんでした。

現地で知りましたが、私は仕事は社長の右腕として派遣されていた取締役のカバン持ちでした。

初日に、インド法人の副社長から「火消しを頼む」と言われ、本社での消火器訓練が意味不明にヘビロテしました。

一体俺は何をするんだ???

✔︎どえらい事件が何気ない初仕事

出社1日目。突如「通訳」を頼まれました。

なんでも、400tプレス機が制御不能になり、電源を抜かれたそうです。

このヤバさは、まともな会社で働くようになってからようやく気づきました。

人が死にかねない事態です😵😵😵

技術者としては、対策のために、どうしても「もう一度その事態を見る必要」がありました。

ところが、インド人としては(国民生として)自分の無罪立証以上に大切なことはありません。

設備が問題でも、自分への疑いに耐えられないのです。

ここで生きるのがヒンディー語。

その技術者は関西弁で話続け、作業者はヒンディー語で話し続けました。母語で出し切ると距離が縮まります。日本人どうしなら悪さの認識を深められますが、信頼関係がないと、特にインド人の場合は難しいです。細かな話はさておき。

✔︎10日間労働で、1年分の生活費になった

この10日間の海外出張で、私は手取り20万円の給料をもらいました。

10日で20万円。これは学生にとっては激アツです。

当時の生活レベルは月5万円もあれば十分でした。勉強に集中するために、バイトは一切せず。固定費はシェアハウスの経営(過去記事)をすることで、圧縮し。奨学金の範囲内で生活できるようにしてていました。そこにまいこんできた20万円なので、自分を勘違いしました。

10日間で20万円なら、30日間で60万円か?

正社員最高!!! 就職します!!!

おかげさまで、大学の最終年度はバイトなしで暮らせました。

会社はもとより、特別待遇を用意してくれた社長にとことん、愛着が湧きました。今思えば、インド出向の「仕込み」が着々と進んでいました。

✔︎噂が先行し、入社直後に夢かなう

カバン持ちをさせてもらった取締役は、社長への日報で、私のことにも触れていました。

私の出張稟議は負担部門や支払い処理で大揉めしました。

人事からはヒンディー語の逸材捕獲と、高く評価されました。

良くも悪くも、入社前の噂作りには大成功です。

この後の流れは、昨日の記事の通りです。

平凡なサラリーマンの元凶、平凡が学生の小さな話です。

自分の夢を語れば、若者ならかなうかもしれません。