【提案】譲渡権付きリース住宅 外国人労働者の離職率を下げる企業の福利厚生

徒然 資産

どうやら、大津社長 若杉君を応援すると、閲覧数が伸びるようです。便乗続けます❗️先日の譲渡権付きリース住宅の記事は読んでいただけましたか?

  • 令和の虎」ビジネスコンペで事業資金を獲得
  • 不動産ファンドを設立して上場を目指す
  • サラリーマン大家から独立企業1ヶ月目

そんな若杉君に向けて、素人なりに需要と販売プランを考えてみました。(チョーーお節介💦

本日の記事

  1. 譲渡権付きリース住宅の需要 誰が買うのか
  2. 販売方法 どうしたら買ってもらえるのか
  3. 出口戦略

この記事から得られるもの

外国人の採用をする企業にとって、有益な福利厚生術をお知らせします。

これからの日本はどこも外国人の採用なくして、事業継続ができません。「安い労働力」という従来の発想だけではなく、「グローバル人材」としても重要です。大学4年間遊んで過ごした新卒の日本人より、外国人留学生の方がずっと優秀です。しかし、彼らの多くは住宅ローンを組めない=定住意欲がないという社会的な問題があります。ここを会社の福利厚生で補えれば、誰もがwin-winの関係になれます。

この記事を書いてる私は

学生時代、留学生の友達が大勢いました。このブログの閲覧者にも外国人が多いです。(過去記事)友人や親族にも外国人と結婚した人が大勢います。今の職場にも、前の職場にも外国人労働者がいます。そんな彼らと話していて驚いたのが、「俺、もう日本人だよ❗️」ということです。そうなんです。実は、5年間納税実績があり、本人に意思があれば、日本国籍を取得できます❗️そして、これを境に住宅ローンなど、多くのことで「日本人の労働者」として社会的なメリットを受けられるようになるようです。

1.譲渡権付きリース住宅の需要 誰が買うのか

狙うは、今後増えゆっく外国人労働者です。

✔︎なぜ外国人労働者がターゲットか?

外国人労働者は今後必ず増えていきます。でも、その多くは住宅ローンを含め、住居取得のための金融サービスを受けることが難しいです。おそらく定住意欲をなくすでしょう。移住も来る前から、悪い噂でなくなるかもしれません。確かに5年間納税実績があればその後の道は開ますが、機会損失と考える人も多いでしょう。今の仕組みは、帰国や転職を促す悪い仕組みなっています。

そんな彼らに、リース期間終了後に住居を譲渡できるという販売方法があれば、大きな社会貢献となります。この仕組みを(私は勝手に)「譲渡権付きリース住宅」とよんでいます。(前回記事

✔︎なぜ譲渡権付きリース住宅が福利厚生として役立つのか?

多くの企業にとって、外国人労働者の採用は重要な成長戦略の一つです。ですが、帰国や転職などで、思っていた人材育成をできないことが多いです。彼らに長く、同じ会社で働いてもらうためには、日本人にもエコひいきと思われない程度で、「福利厚生」が必要です。

商品設計のイメージは次のとおりです。

  • 家賃5万円の戸建てを、譲渡権付きリース住宅として8万円で販売
  • 一つの物件に二つの販売方法がある感じ
  • 前者、賃貸なら、会社から家賃補助が1万円(負担4万円)
  • 後者、譲渡権付きリースなら、会社からリース手当てが3万円(負担5万円)
  • 10年間の契約終了後は、住人が家を無償でもらえる
  • 途中解約すると、返金なし

当然木造ボロ屋など安い物件になりますが、新築信仰があるのは世界でも日本人くらいなので(過去の記事)、リフォームができていれば外国人労働者には大丈夫です。さて、この場合の利害関係者のメリットは次のようになります。

  • 企業 従業員が少なくとも10年間は転職しにくい
  • 従業員 日本人にならなくても家と土地を取得できる
  • 大家 10年間は空室リスクがなくなり、家賃収入も増える。出口戦略も明確。

2.販売方法 どうしたら買ってもらえるのか

いい話に見えて、デメリットもあります。このデメリットを不動産業として補うことで、譲渡権付きリース住宅は、企業を通して、大口受注への道が開けます。

✔︎企業側のデメリット 家賃手当てとの差額

この仕組みは、企業利益が一番大切です。確定拠出年金や持株会がいい例です。外の人がガ~ガ~いうより、社内の人から「福利厚生」として紹介されると、多くの人が寄り付きます。大企業の人事部を説得する必要があります。彼らにとってのデメリットは次のとおりです。

  • 家賃補助なら1万円。リース契約の手当てなら3万円。2万円は会社のロス。
  • 家賃補助を受けている人から「エコひいき」と思われかねない。
  • 社会に成功事例がない。

3番目は、メディアアピールになるので、逆に企業によっては好評価になると思います。2番も、外見は木造ボロ屋なのので、「エコひいき」のイメージにはなりません。問題は1番をどう対策するか。

✔︎企業側のデメリット 解決方法

家屋の屋根に太陽光パネルを取り付け、住居人に電気を売り、余剰電力は売電収入を狙います。これで家賃補助との差額を縮め、埋まらない金額さは、企業イメージのUPへの投資とします。

  1. 家屋の屋根に太陽光パネルを取り付ける(投資額89万円)
  2. フルローンで金利1.85%、返済期間10年、毎月の返済額8000円
  3. 住居人に「定額プラン」として電気代を5000円で売る
  4. 余剰電力をFITで売り、平均3000円の売電収入を得る
  5. 毎月の収支は基本ゼロ
  6. FIT(10年)終了後も企業はこの売電収入を継続
  7. 家賃補助との差額は20000円→15000円に縮小
  8. 上記は借金1億円を抱える私が節約目的でとった実際の見積がベース
  9. 企業がするなら、追加で火災保険の販売利益も狙える
  10. 自社SIMの販売もセットし、通信料収入も狙う(過去の記事
  11. 企業が本気を出せば、家賃補助との差額は1万円になるはず
  12. この1万円で、企業は①外国人材の定着化、②ECOビジネスでイメージUPを買える

✔︎住居人のデメリット 賃貸より1万高い

確定拠出年金や持株会のように、「会社の福利厚生」として紹介されるようになったら、住居人にメリットを説明しなければいけません。ここでネックは「賃貸より1万円高い」ことです。

これはその人の人生観にうったえかけるしかないです。多くの人は、確定拠出年金や自社株、財形貯蓄などで1万円は毎月投資に回しています。1万円の金額差なら、その他の福利厚生と並べても、結構いい商品だと思います。なんせ、自分が買えないものが買えるようになる話です。5年が経ち、日本の国籍取得も考え出した頃には、債務を半分払い終えていることになります。10年という期間がどれだけ魅力的か。同じ1万円なら、確定拠出年金や自社株より、資産の積み重ねを実感できると思います。

✔︎不動産屋のデメリット

物件選びが難しいです。たぶん、木造ボロ屋しかなく、リフォーム代がリスクです。

この福利厚生を「商品化」するには、通常の35年ローンで考えてはいけません。5年待ては住宅ローンの激安金利で同じものを買える!そう知った時点で、多くの客は離れていきます。5年間という「待つ時間」を武器にする必要があり、「10年で家が買える!」くらいの時間短縮が求められます。これを賃貸相場と競争しながら商品化しないといけないので、大変だと思います。リフォームはデジタル化がどんなに進んでも、現場と経験。20代からボロ屋再生をしている!ということを、むしろ強みにしてください。

3.出口戦略

商品を売るときには、出口戦略が大切です。企業、住人、大家さんにどんな出口戦略があるのか考えてみましょう。

✔︎企業目線で見た将来

イメージUPが企業にとっての出口戦略です。

工場など、地方に大きな雇用を持つ企業は多いです。今後外国人採用が進むと、これまで以上に、「採用」による企業イメージのアップダウンが明確になります。下手をすると、$$$社が外国人採用を進めたせいで、治安が悪化したとか。逆に、人口の若返りが進んだとか。採用した外国人の生活レベルや定着率は、本業より、企業イメージに大きな影響を与えるかもしれません。イメージUPが目的なら、「先行者利益」は大切ですし、売りどころになります。

  • 福利厚生の新しい姿として、メディアとかで注目される
  • 外国人の間(特に母国)でいい噂が広まり、採用が楽になる
  • 会社として、離職率が低下
  • エコビジネスをできる
  • ボロ屋再生は地域創生

✔︎住人目線で見た将来

日本国籍を持たずとも「一流企業のマネ」ができるようになります。過去記事また、家を持てば、郷土愛がわき、家族も定住できます。独身寮などで外国人同士で集まるより、成長できます。地に根をはると、結果として、企業から独立しても生きていける人間になります。家族も含めて、資産形成は外国で働く魅力であり、当初の目的にかなうものです。

  • 自分が大家になり、不動産収入を得られる
  • 売却できる
  • 相続できるし、節税効果もある
  • 不動産には担保価値があり、次の投資につながる

✔︎大家目線で見た将来

不要なボロ屋を現金化でき、手放した後も、その家が生き返る過程を楽しめます。

日本には山ほどボロ屋があります。相続人不明の土地は九州1つ分くらいあるそうです(新聞記事)。おかげで、日本独特の「新築信仰」(過去記事)ができたくらいです。あなたの実家、誰が継ぎますか?結構答えられない人が多いと思います。ここに前向きな答えを出せるのは、人生を豊にすること、そのものです。

さて、ここまで書いて、おそらくまだ足りていません。ですよね?若杉君。不動産を売るためには、「3つの~~~しか!」をそろえる必要があります。最後の一押しをする作戦も考えてあるので、次の記事にさせてもらいます。