賃貸経営者が説く若いうちに家を買うべき理由 一生賃貸は金銭度外視でかなり無理 老人お断りの未来
近々家を買おうとしている弟に向けて、熱弁です。
- 賃貸派か持ち家派か 宗教の如くその価値観は分かれます。
- その分、どちらの言い分も筋が通っているし、成功者もいる。
- 結局どっち?どっちなの?
このよくある問いに「あなた次第です」というヌルい回答ではなく、私の私見を書きます。
本日の記事
- 人間は幸せになることが大切 逆に言えば不幸せは回避せよ!
- 一生賃貸は金銭度外視で無理 私は貸さない!
- 私の大好きなドラマをご一緒に
この記事から分かること
なぎささんが家を買うときに、最も何に幸福を感じ、なぜ決意を固めたかを語ります。
家を買おうかどうか迷っている人はご参考に〜
この記事を書いているなぎささんは
2017年に築古戸建の自宅と賃貸マンション(1室)を同時購入しました。
一応、賃貸目線と持ち家目線、その両方を持っているつもりです。
1.人間は幸せになることが大切 逆に言えば不幸せは回避せよ!
不動産屋や投資用マンションを販売する人は、よく経済メリットを語ります。
そんなの、「人生の質」からしたら二の次です。
今日は珍しく、お金ではなく、お金以上の価値を語ります。
人間は幸せになることが大切です。
それ以上に大切なことは何もありません。全てはその手段。
逆に、どんなに幸せな人生を歩んでいたとしても、抜け出せないような不幸が訪れたら、気持ちの切り替えが難しいと思います。
幸せになるためには、全力で一番不幸な状態を回避せよ!
これが私の人生感です。何をすれば幸せか、この問いの答えはブレますが(凡人なので)、何が不幸かの答えはブレません。
私のとって最大の不幸は帰るところをなくすことです。
帰るところは妻との生活です。2人で住む場所とも言えます。
私は新卒以来、5年間ずっとインドにいました。その間、遠距離で付き合っていた彼女がずっと私の帰りを信じて、日本に居所を作っていてくれました。彼女がいなかったら、私は日本人ではなかったと思います。
彼女とは帰国後、直ぐに結婚しました。今の幸せな生活があることを心から感謝しています。
ただ、もし私が死に、妻が住むところを追われたら、私は死んでも死に切れません。
もっというと、妻が帰る(住む)ところをなくすのは耐えられない
これが本当に人生最大の不幸です。逆に、これさえ避けれていれば、いつか幸せな気持ちに好転します。
帰る場所を揺るぎないものにするのは、大きな幸福です。その太い根さえあれば、どこへでも行ける気になれます。
2.一生賃貸は金銭度外視で無理 私は貸さない!
ちょっと非現実的なことを書いたかもしれませんが、これは賃貸派の人には半分の確率で訪れる未来です。
ズバリいいます。
私は大家として、独身の高齢者には部屋を貸したくありません。
もっといいます。
住んでいる間に住居人が「独身の高齢者になった」として。
若い需要に期待ができるなら、追い出してまでリフォームや建て替えをするかもしれません。
幸い私が持っているワンルームは独身のサラリーマンを対象にしています。入居審査もクレジットカード会社が代行しています。変な人は入らないし、回転率と空室リスクがいい物件です。
ただ、もし築古戸建のような玄人物件の大家なら、30年以内にリフォームや建替えをする可能性はあります。(多分それまでに売却するのがベターだが)そうなったときに、「独身の高齢者になった」人が次の物件を探せるとは限りません。その未来は拒めません。結婚していたとしても、1/2の確率で訪れます。独身なら1 00%。
大家目線:独身の高齢者=事故物件にする決意
事故物件になると、このサイトから誰でも簡単に調べがつきます。
そして、孤独死なら10%減、自殺なら30%減、他殺なら50%減と家賃相場が下がります。
特殊清掃費用が1 00万近くもかかります。
何より、オーナーとして、気持ちがよくないです。
こんな見えすいた未来があるなら、空室期間をとってでもまともな人に貸したいです。
賃貸者目線:一生賃貸には住まわせてもらえない
ということです。これはお金の事情ではなく、年齢による事情です。もっと抗えない力です。
死というのは、本来とても自然なことです。
そこにはとても深い世界があり、人生があり、人間の想像力の源ともいえるでしょう。
それが、怖さや汚さだけで広く薄く共有されているのはとても悲しいことです。
でも、賃貸のままでは、そんな薄い死生観の世界に突入するしかありません。
相続物件としての家であれば、その生き様も伝わります。
賃貸孤独死の人生であれば、迷惑がられながら、特殊清掃員に消されます(住居人目線)。また、消してしまします(大家目線)。
もちろん、ニーズに応じた施設はあります
でもでも、そのニーズに応じた施設には、自由がありません。世界の広さがありません。
同じ悩みと境遇を背負った人が住んだところで、退屈だけがあるように思えます。
人生は幸せになってこそ意味がありますし、
妻にはその幸せを永久のものとして残したいです。
本当の資産は幸せを生む
これは買った後の実感ですが、本当の資産なら、幸せを生み出します。
幸せはお金ではありません。お金で買えない、もっと崇高なものが幸せです。
買ったものに本当の資産であるならば、まずこの購入体験が幸せそのものです。
そして、持っている内に、「なぜ幸せか」を実感できるようになります。
そこまで含めた資産価値は業者には説明できないので、最後は自分に問いかけましょう。何が自分の幸せか。
3.私の大好きなドラマをご一緒に
さて、頭の硬い話はそこそこ、
今私の言った世界観をコメディータッチで描いたドラマがあるので、一緒にみましょう。
このドラマは大好きです。
大好きすぎてか???大東建託の面接を受けました。そして合格!転職未遂で家族で揉めました。。。
時短コースとして、41分からがお勧めです。
ストーリー
公開日:2019年1月16日
主演:北川景子 (三軒家万智)
三軒家万智は「自分に売れない家はない!」と断言する凄腕の不動産営業マン。
その部下のところに毎日来ては去り、来ては去りを繰り返す客がいた。彼女は長年住んだアパートを、建替え目的で追い出され、次の住処を求めて来ていたのだ。ただ、何度探しても独身の高齢者に部屋を貸してくれる人はいない。施設を勧められるが、老人ということで一色単に扱われるのに嫌気がさし、結局辞退。お金は十分あるが、家を買おうにも、孤独死確定の路線なので、それも嫌。今日も判断がつかず、それでも自分を顧客扱いしてくれる若い営業マンとの会話を楽しんでいた。
そんな彼女には、実は秘密があった。お金はあるとはいえ、ネットカフェに寝泊まりしていたのだ。というか、そこしか寝泊まりできる場所がなかった。お金ではない。独身の高齢者だからだ。だが、同じような境遇の人がネットカフェには大勢いた。失恋を受け止めきれず、再起できない人。勤務地が転々とその日暮らしをしている人。長期視点を持たず、その日暮らしで、いろんな世代の、いろんな事情を抱えた人がそのネットカフェには住んでいた。
そんなある日、業界調査を終えた三軒家万智がこのネットカフェを買収し、退去命令を持ってやって来た。ネカフェ難民は住処を追われ、声も出せずにあたふたしだす。特にここしか住処がない高齢者の神子巴(泉ピン子)からすれば死活問題。そこを知って、三軒家万智はネカフェ自体の不動産売買を持ち出す。。。