宮迫さんの炎上から学ぶ新規事業の落とし穴 損切りの美学? 自分の売電事業と賃貸経営は大丈夫?

仕事 太陽光発電 徒然 賃貸マンション 資産

宮迫さんの牛宮城のように?、私も炎上してみました💦💦💦

は、冗談として、YouTubeばかり見ているなぎささんです。

  • 副業で面白いことないかな〜〜〜
  • でも実際やる勇気がないから〜〜〜
  • 他人のリアルNOWが気になる 気になる

主体性がどんどん遠のくYouTube中毒です。何もしてない自分が一番の失敗ですね。はい。

本日の記事

  1. 新規事業を始める時には損切りラインの設定が重要
  2. 方法論 自分の売電事業と不動産の損切りはできるのか
  3. 発動条件 実際の損切りラインはどこか

この記事からわかること

新規事業を始める時に大切なのは損切り手段とその発動条件です。

ここではその一例として、太陽光と不動産事業の損切り手段とその条件設定が分かります。

この記事の想定読者

・太陽光の売電事業や賃貸経営をしたい人。

・損切りを考える状況になったときの自分。

この記事を書いているなぎささん は

2017年からワンルームマンションの経営を始めました。投資額は2千万円。(関連記事

2020年からは太陽光の売電事業を始めました。投資額は5千万円。(関連記事

住宅ローンはお金を生み出しませんが、これも含めると1億円の借金をしている34歳です。

新規事業を始める時には損切りラインの設定が重要

YouTube中毒の最近の私にとって、宮迫さんの牛宮城はイタいネタですが、目が話せません。

他人の炎上は、ある種、最高の反面教師であり、大変勉強になります。

そもそも牛宮城って何?

まずは当事者の声で説明してもらいます。

文字でなぎさ解説をすると

一応断っておくと、有名な炎上話すぎて、もっといいまとめ記事が世に出ています。

  • 有名インフルエンサーのヒカルと宮迫さんが共同経営で始めた焼肉店 牛宮城
  • この内装は完璧、事前の試食会も完璧、あとは実店舗で開店直前リハ
  • ということで開催した試食会が粗悪すぎて大炎上
  • 開店時期は延期(2021年10月→2022年3月1日)
  • ヒカルは共同経営の難しさから経営撤退。出資は継続(50%)
  • 残された宮迫(22.5%)は友人の若林さん(25%)と再建を進める
  • 焼肉店経営者と事業コンサルが2人、間に入りサポート中
  • 内装5000万円、家賃280万円、場所は渋谷のど真ん中で、規模は100席

いろんな人が意見を出しています

あまりにイタく、目立つ話題なので、数多くのインフルエンサーが失敗どころを日々語っています。

ザッと紹介するとこんな感じです。

ヒカル 経営委託し自分は宣伝に専念することも考えたが、意見の相違で撤退した。

ホリエモン 肉と経営の両方を熟知した俺に、友人として相談して欲しかった。

青汁王子 共同経営の難しさ。早期撤退したヒカルは賢い。

ひろゆき 逆算すると倒産確実

中田敦彦 費用削減という守りが弱い。自分がしたいことより、顧客の要望を聞け。

西野亮廣 芸人という生き方では「損切り経験」がない。これが経営者としての違い。

その中で最も刺さった言葉「損切り」

いろんな人が日々意見をあげていますが、私の心に最も刺さったのはこの意見でした。私のつまらない解説より、まずは本人の声を!

西野亮廣 芸人という生き方では「損切り経験」がない。これが経営者としての違い。

損切りの経験と立場

動画の要約をすると、

  • 宮迫さんという芸人人生には「損切り」をする立場も経験もない。
  • 経営者が他の全てと一番違うところは、損切りを決断できる立場。
  • これに対して、芸人はただただ日々努力するのみの存在。
  • やめ時なんて考えないし、考えてはいけない。
  • 芸人として良くても、経営者として「損切り」は最低限必要な「素質」。

損切りできないなら、経営者には不向き

ここでは「芸人」と書きましたが、平凡なサラリーマンの代表であるなぎささんに言わせれば、

「芸人」=「サラリーマン」です。

事業の撤退なんて、自分と一番縁遠い仕事です。

一方社長の場合、この決断だけが社長特権であり、社長が社長たる懐刀です。

ま、実際うちも含め、世間は「サラリーマン社長」。どうせ議決権はないですし、そんな勇気も持っていません。社長は定年退職までの秒読みで、従業員は花金までの秒読みで。これが勤め人の組織です。

方法論 自分の売電事業と賃貸経営の損切りはできるのか

でも、せめて自分の人生だけは、自分が自分の経営者でありたいものです。

実際、私は損切りをできるのでしょうか?そして、損切りする「手段」はあるのでしょうか?

売電事業の損切り方法

嬉しいことに2ヶ月に1回は、「中古設備を売ってくれ!」という手紙がやってきます。

「中古市場」があり、自分が「顧客扱い」されているという証です。

郵便受けに入っている手紙にTELすれば、いつでも損切りへの道筋が開きます。

手紙が来る理由1 (関連記事

なんでこんな手紙が来るかというと、資源エネルギー庁が売電事業者の「自宅住所」をネット公開しています💦

法人名義で身を隠しても、代表者と本社の住所は必ず1人一つです。誰が、どこに住んでおり、どこで、どの規模で、いつから事業をしているか、この全てがネット公開されています。

手紙が来る理由2

そして、事細かにこのリストを分析すれば、設備単位で、どの物件が良く、その所有者がどこにいるのかを特定できます。

このリストは設備No単位で集計されており、設置場所と時期が書かれています。

  1. 設置場所 → グーグルアースで(遮光物の有無)日照時間を確認
  2. 設置時期 → 売電単価とFIT残年数がわかる
  3. 設備単位 → 前の所有者(販売者)をトレースすれば類似事例で信用調査も可能
  4. あとは実際の手紙で指値交渉
  5. このループで中古市場の「相場」ができる

と、このくらいのことは、中古市場のプロなら絶対やっています。現に、新品買いした素人の私でさえ、手作業ながらも、1人エクセルでパチパチと調査をした上で、投資をしています。(関連記事

切り札となる購入業者はもういる

最後に、私が太陽光設備を買った会社が、実は中古仲介もしています。

注意点 金融商品のように時価がわからん

ただ、その損切りをするときの値段がくらか。いくらそんなのか。この感覚は難しいです。

実はこの感性を磨くために、日々ブログ+Twitter発信をし、プロとの関わりを求めています。

もし読者に先輩がいたら、ご指導よろしくお願いします。コトトロさん〜〜〜

賃貸経営の損切り方法

こちらも同じように定期的に売却依頼の「手紙」がきます。

手紙が来る理由#1

太陽光と同じく、今度は法務省が「登記簿」として不動産の所有者を公開しています。多分これを見て郵便してきているのでしょう。

手紙が来る理由#2

国交省が不動産の売買単価をネット公開しています。

流石に太陽光のように「物件(設備)」単位ではなく、市区町村事ですが、マンションの完成時期と組み合わせれば、いくらで売れた物件か。どのくらい借金を返しているか。いくらが現行オーナーの損益分岐点(残債)かがわかります。

また、賃貸相場と金利からの物件価格の逆算もできます。

不動産の価値というのは多かれ少なかれ疑うところはなく、また時価算出の方法があるものです。

注意点 金融商品のように時価がわからん

と言いたいところですが、誰でも瞬時にわかるようです。(関連記事

この機能はマネーフォワードにAPI連携されているので、スマホアプリで銀行残高のように推移も含めてトレンドチェックができます。

太陽光のように「即日現金」という業者が現れれば、素人でも「利確」を狙えるかもしれません。

ま、そんなに甘くはないと思いますが、

注意点 サブリース契約の罠

自分の場合は「あるけど、解約可能であること確認済み」です。

サブリースとは「また貸し」であり「転貸物件」ということです。

入居者が他の入居者に貸すことで空室リスクが下がる一方、家賃収入が下がります。

何が問題かというと、法律上 居住権 > 所有権 となっており、契約内容次第では所有者が変わったとしてもこの転貸業者を追い出すことができません。その分、本来の家賃相場より低い賃料収入しか見込めなくなるので、時価評価が下がります。「売ろう!」と思い立った時に、過去の売上が過小評価されるというのものデメリットです。

ただ、空室リスクがないというのは魅力です。関連記事

まとめると

太陽光は時価が不透明ながらも、「どんな悪い物件でも」「即日売却」可能。

不動産は時価がわかりやすいが、客が現れるまで売れない。

このいいところを掛け算できれば金融商品のようにパーフェクトになるのですが、、、

ここがプロと素人の境目なのでしょう。

発動条件 実際の損切りラインはどこか

全段落が長くなりすぎたので、ここでは単純に

売電事業の損切りライン

運用資金が目減りしてきたらです。目安は残高200万円。

もちろん毎月の収支も見ていますが、季節変動と固定資産税の支払い時期で凸凹します。

2年間の経営実績からローン負けするような単月赤字は年に1〜2月なので、PLよりはBS重視です。

損切りとはBS。この感覚はサラリーマンでは何度生まれ変わっても身につきません。

事業とはBSです。1億円の借金を背負って、骨身にしみてわかります。

賃貸経営の損切りライン

単月赤字が出たら損切り検討です。賃料6万円のボーダーを死守。

不動産の強みは安定収入です。素人の悪さか、空室保証をしているので、賃料下落だけがリスクです。

そして下落したら値上がる可能性は低いです。どんどん単月赤字が膨らみます。

幸い、少額ながらプラスです。

初めてやった投資であり、素人が年金目的にやっているので、利回りはよくないです。

できることなら損切りして太陽光に乗り換えたいのが本心ですが、客の確保と損失の覚悟が悩みの種です。

しないよりマシですが、するならもっといいものがあったと、今にして思います。

これが人生であり、成長です。