努力せずに貯金をする方法3選 固定資産の含み益 メリット・デメリット +失敗談

太陽光発電 自宅 賃貸マンション 資産

  • 減る収入 = コロナ+妻の時短勤務+夫の残業抑制
  • 増える出費 = (娘の保育料+食費+教育費)*物欲

家庭を支える男なら、お金の悩みは尽きないです。

貯金できていますか?

日本人の20~30代の平均貯金残高は20万円もないようです。

さて、どうやりくりするか。。。

本日の記事

  1. 努力せずに貯金をする方法3選
  2. 固定資産の含み益 メリット・デメリット
  3. 私が逃した対策方法(失敗談)
  4. とはいえ、ぶち当たる問題
  5. 今私が思うこと

この記事からわかること

努力せずに貯金をする方法3選が分かります。

もちろん、努力を必要としない分、デメリットもあります。問題にもぶち当たります。

今の貯金と銀行金利に自信と安心がある方ならおせっかいな話です。

でも、もうこのような時代ではありません。

誰しも、貯金には努力か不安のどちらかを背負っています。

この「努力」部分をなくせたら、ずいぶん気が楽になると思います。

この記事を書いているなぎささんは

これから紹介する「固定資産の含み益」を2017年から実践しております。

もちろん住宅ローンなど、借金ありきの方法なので、デメリットもあります。

ただ、その投資を始めてから4年経った今、損益分岐点が見えてきたので、ようやく自信と効果を感じるようになりました。

貯金ができない自分への言い訳ではありますが、実際イギリス人はこの金銭感覚で生きており、貯金17万円で金持ち扱いらしいです。

何を資産と感じるかは人によると思いますが、一例になればと思います。

1.努力せずに貯金をする方法3選

ネタバレすると、過去に何度も紹介してきた方法です。(参考記事#1#2#3

✔︎努力せずに貯金をする方法3選

早速ですが、貯金の方法は以下の3選になります。どれもローンの返済が間接的に「貯金」です。この貯金をすることで、ある時点から収入の増加や売却益が期待できるようになります。

  1. 自宅を購入
  2. 賃貸マンションを経営
  3. 太陽光発電所を経営

細かく説明していきます。

✔︎1 自宅を購入する

持ち家派か賃貸派か。これは永遠のテーマだと思います。

もし強固な賃貸派の人なら、もうここで読むのを辞めてもいいかと思います。以下の話は「持ち家派」前提の話に、いろんな応用技を組み合わせていきます。

自宅の購入はぶっちゃけ神です。

何がスゴいかというと、住宅ローンです。住宅ローンは

  1. 低金利
  2. 長期返済
  3. 借入可能額 です。

銀行は貸す気であなた個人を見ています。もちろん審査に落ちる人は大勢いますが、このあと紹介する事業ローンに比べると、全てが神っています。この借入条件は、場合によってはあなたの勤め先の会社より優遇されています。個人の信用が一流企業なみというのはスゴいです。

逆に、大家業をする場合、同じ物件でもこの融資条件は手に入りません。同じ家に住むにしても、大家さん(=賃貸)より、住居目的の所有者(=持ち家)の方が仕入れ原価(=支払い金利)がずっと安いことになります。

また、一度所有すると、売ってお金に変えることもできます。

もちろん、買った瞬間から仕入値より高値で売れることはまずないですが、時間をかければ、いつか損益分岐点を迎えます。毎月の返済をするたびに、残債(=原価)が安くなり、市場価格はそんなに増減しません。

私の場合、2017年に購入した自宅が来年10月には損益分岐点を迎えます。(参考記事:自宅の売却査定)。それ以降はローンの返済といいながら、形を変えた「貯金」です。

賃貸であれ、持ち家であれ、どっちにしろ払う住居費ですが、後者の場合、ある瞬間から「貯金」に変わるので、好転します。人生、手にもつものはいつか手放します。その時、資産が残るか、負債が残るか。これが自宅購入の出口戦略であり、貯金方法です。

✔︎2 賃貸マンション

「1自宅を購入」はある時から「貯金」に化けますが、「自力返済」という点で「努力」が必要です。

一方、賃貸物件であれば、入居人からの家賃収入でローンの返済ができるので、この努力が不要です。

自力返済か、他力返済か。このマインドは大きく違います。

自力返済は結局「努力」が必要で、自分で稼がないといけません。

一方、他力返済であれば、資産が勝手に返済してくれます。完済すれば、不労収入になります。

完済できなくても、損益分岐点がくれば、いくらかお釣りが手元に残ります。もし自分が本当にお金に困った場合、マンションを売れば、事業ローンの借入条件で、フリーローンにも化けます。

極端な話ですが、自分が選挙にでようとすると、供託金1000万円が必要です。

マンションを持っている人なら、例え負債があったとしても、マンションの売却(=金利2%以下)でこの資金を捻出できます。一方、何も資産を持たない人がフリーローンを組もうとすると、アコムで14%とか取られます。

どんな人の人生も一度きり。ただ、持つものによって「大人の本気」は変わりますし、普段の余裕も変わります。

ここで大事なのは、不動産投資には融資がつくことであり、自分の信用が稼ぐ元手になっているということです。就職や転職をするときに、職歴や学歴は問われます。このバックボーンがあってこその今の仕事です。これと同じで、社会人としての信用があってこその融資です。自分の信用という無形資産が有形資産に変わり、事業BSとPLを生み出すのです。

信用は自分と同じく、稼ぐ力を持ったもう1人の自分です。

✔︎3 太陽光発電所

さて、「2賃貸マンション」では他力返済とはいいましたが、「空室リスク」と「客付け努力」があります。入居人がいないと自力返済になってしまいますし、修繕費や募集費もかかります。この原資は結局自分の努力=労働収入となってしまいます。

ここで出てくるのが、太陽光発電所です。

客付けと売上は、国策で電気を使う全ての消費者から集めてくれます。元気玉ですね。(過去記事

賃貸マンションと同じく事業用ローンがあるので、自分の信用力という無形資産を有形資産に変えることができます。その上で、資産が勝手に負債を返し、時がたてば不労収入に化けます。返済期間中は「貯金感覚」ですが、返済が終われば家族のために働くもう1人の家族です。「貯金」より価値があります。

もちろん、「空室リスク」の裏返しで、台風や国策転換などのリスクはありますが、「目利き」がそれ程必要でないというのは、太陽光のメリットです。(購入後の改善策がないともいえます)

また、1円まで償却できるというのは素晴らしいです。不動産収入の場合、規模に比例して固定資産税と修繕費がかかります。しかし、太陽光の場合、償却が終われば維持費はほぼゼロです。除草くらい。この1円資産が利益を出し続けるというのが太陽光の最大の旨みです。

相続税も贈与税もなし。「所有権」という権利に利益がついてきます。安全で災害にも強く、原価ゼロの発電所は社会全体としても価値ある「公共資産」になります。

2.固定資産の含み益 メリット・デメリット

「努力」がいらない貯金方法3選を紹介させてもらいましたが、もちろん良し悪しがあります。

✔︎メリット1 努力不要 信用力はもう一つの自分の稼ぐ力

メリットはもちろん努力が不要なことです。

自宅→賃貸マンション→太陽光。

この順番に努力が不要です。その分、知識と度胸が必要です。改善しろも狭まります。

この裏返しではありますが、融資枠はなくなるので、借金をする力は減ります(信用力の毀損)

個人的には、自宅+マンション+太陽光があれば、それ以上に借金をすることはもうこれからの人生でないと思っています。この割り切りは大切です。

✔︎メリット2 年金資産 貯金よりも稼ぐ力

貯金には取り崩す限度がありますが、稼ぐ資産には限度がありません。手をかけてあげれば、いつまでもリターンを産み続けます。ほったらかしでも、そこそこ機能します。

そして、その収入がインフレ連動します。もし「日本円」の価値がなくなっても、住居や電気に対する需要はなくなりません。日本が中国の一部になったとしても、通貨や仕組みを変えて、権利に対して収入が発生します。稼ぐ力は貯金に勝る資産です。

この裏返しではありますが、商品選びを間違えると、稼ぐ力は負債に化けてしまいます。安定的に出費をもたらすものほど怖いものはありません。このリスクはリストラ以上に怖いです。

✔︎メリット3 生命保険 自分がいなくても家族を守る

不労収入ということは、自分がいなくても家族のために働く家族がいるということです。

また、ローンには、万が一返済不可能になった場合の保険が組み込まれていることがあります(団体信用生命保険)。これがあれば、自分が死んでも、その命が有形資産となって、家族を守ります。通常の死亡保険とは違い、貯金ではなく、「稼ぐ力」を残せるところがメリットです。

この裏返しとして、死して負債を残すリスクもあります。その時は相続放棄という手段で家族を守れますが、一緒に渡したかったものまでセットで没収されたり、家族で連帯保証人だったりするとややこしいです。

✔︎デメリット1 小売できない

どんなに高値がつく資産であっても、「小売」できないのはリスクです。

どんなに客がいても、買い手は1人。

どんなに需要があっても、資産は1つ。

また、買い手がいたとして、その人に融資がつくとは限りません。買い手に融資が付いたとして、自分の物件に融資がつくとは限りません。売買単位が大きいので、相手にも物件にも金融機関の評価が必要です。

流動性がないというのは問題です。

✔︎デメリット2 売れると思っていても売れない

自分がどんなに資産価値を感じていても、実際に買い手が付くかは別問題です。

むしろ、ほとんどのものは売れないと思うべきかもしれません。

日本には相続放棄で所有者不明の土地が九州一つ分ほどあります。(新聞記事)それだけ土地には価値がなく、「土地=価値」という誤解ばかりがあります。土地でさえこの状況なので、建物や設備など、その他の固定資産であればなおさらです。

上記3選の「貯金方法」でいうなら、1つ目の自宅購入では月々のキャッシュフローがないので、この「売れない事態」に陥りやすいです。2つ目のマンションや3つ目の太陽光なら毎月の収入があるので、それを理由に買い手と合理的時価は存在します。

✔︎デメリット3 時価がわからず、価値も人次第

株や債権とは違い、時価がわからない上に、価値が「人次第で」変わります。

不動産であれば、最初に入札を入れた人に交渉権が優先されます。2番手、3番手の人は高値を提示しれも買えません。設備や車両であれば、買い手の事業やその時の空腹具合に左右されます。太陽光発電なら誰が事業運営しても売上は政府と天候次第です。人による収益差異はありません。ただ、普通の設備(例えば自家用車)であれば、鉄屑や輸出、事業転用など、価値が全く違います。

BSの資産の部は単なる「見積」であり、本当の「価値」ではないということです。負債以外は全て机上の空論なので、「資産価値」には注意です。時価がわからず、買い手によって価値が違う資産は、ある種の自己満です。(こだわりの新築オーダーメイドの家とか)

3.私が逃した根本的対策方法(失敗談)

固定資産投資の弱点は、「流動性」です。

✔︎資産運用会社の活用

土地や建物、設備をそれ単体で売り買いしようとするからマズいのです。

それ専用の管理会社を建て、売りたいのであれば、会社ごと売ればいいのです。なんなら、前のオーナーが社長として残り、株券だけ必要数売ればいいのです。資産の稼ぐ力(ROA)は変わりません。必要な事業だけ「小売」することも可能です。株の追加発行や持分比率を変えることで、売り方や持ち方も自由度があります。

株式会社とは、人類が生み出した最高の発明です。

質を変えずに事業継続ができます。

賛同者が多ければ、その分信用も増します。

人には千差万別の才能があります。社長と株主では得意なところが全く違います。従業員でさえ、得意不得意がバラけています。この全ての才能をまとめて企業理念を全うするのが株式会社です。

私の場合、自宅もマンションも太陽光も個人名義です。1人で欲張って所有したがゆえに、「流動性」がおち、今の問題を抱えています。過去に戻れるなら、自分の資産管理会社を作りたいです。これは銀行口座と同じくらい、社会人としての必需品です。

✔︎副業NGといえど、地主や神主はみんなやっている

では、今からでもその資産管理会社を作るとして、副業規定がネックになります。

株主は自分がするとして、

サラリーマンが資産管理会社の社長だと目立ちます。法務局に登記をするので、証拠がつきますし。。。

そこで出てくるのが、妻。

でも妻も働いている場合は・・・・娘?(バブバブですが)

話を自分に戻して、副業OKと言い切るロジックが必要です。

そこで出てくるのが、地主と神主。

どちらも、一定の割合で全ての組織にいる人たちです。

前者の親は資産管理会社を持っています。その相続に関して文句を言う人はいません。株主とは別に、社長までしないといけない理由があるとすれば、「相続」とか「税務申告」にすればいいでしょう。

後者の一族は宗教法人の代表で、オーナーであり、社長兼任です。そのときが来て、代替りで自分が神主になった、相続で社長兼務、といえば、誰も文句は言わないでしょう。

でも、会社の設立年月日が入社後で、しかも初代代表が自分だとやっぱりややこしいです。

答えがあるとすれば、就活前の学生時代に、とりあえずの起業が良かったのでしょう。学生時代の活動は、どんなことでもプラス評価ですし。起業後の実態調査は民間企業には無理ですし。ここまで見越してか、学生時代に起業した友人が賢く見えます。

娘が悩まないで済むように、せめて私の代でこの問題は解決したいです。

4.とはいえ、ぶち当たる問題

結局は、親に起業してもらい、時代を睨みながら、自分が社長になるのがベストです。

ただ、「失敗談」と書いたとおり、セコい話は通りません。でした。なぜでしょう。

株式会社の仕組みとか。

名義の分散とか。

借金とか。

起業経験がない年配者に色々説明しても、通じません。

日本人の常識として「名義貸し」と「借金」とほど危ないものはありません。

この常識を乗り越えることは難しいです。

ホリエモンがなぜ東大を目指したか。

  • 東大なら、家族も自分を東京に行かせるしかない。
  • 東大なら、若くて実績がなくても、誰かが借金させてくれるから。

ここから東大を引き算すると、

  • 一人っ子が地元を捨てて都会に行き
  • 法人という「他人名義」で「借金」目的でうろついている

こんな感じで、放蕩息子に化けてしまいます。

でも、時代の事実をいえば、

  • 大企業(=大人にとっての東大)に勤めても
  • 定年退職があるかぎり
  • 労働寿命より長い実寿命をカバーできない
  • 実際貯金なんて余裕がない
  • 悩んでいるちに労働寿命と借金する力は衰える

というのが今の若者です。

今の時代、全ての資産に「流動性」が増すように、社会が動いています。

それなのに時代に逆行して、古風に個人名義で資産を積み上げるのはナンセンスです。

が、古風という言葉は時代の重みです。

ここら辺がやっぱり、平凡なサラリーマン なぎささんの悩みであり、失敗どころです。

5.今私が思うこと

就活前の自分に戻れるなら、リクナビ感覚で起業しとけばよかったです。

当時のシェアハウス(過去記事)には、青年起業家が同居人でいました。

就活を辞め、動画編集にのめり込む同居人(=YouTuber?)もいました。

学内には青年起業家で成功した人もおり、とにかくやってみるという雰囲気もありました。

事業内容はどうでもいいです。とにかく作って、即座に休眠させれば、法人住民税もかかりません。持てば社会の仕組みがわかるものです。今の世界も違って見えたと思います。

話は変わりますが、個人M&A過去記事)というのがこれからの時代の流れです。

跡取りのいない薬局を、血縁関係のない若者が継ぐとか。

このようなマッチングサイトが最近いっぱいあります。この仕組みを使って、休眠会社を買収し、その法人を個人の資産運用会社に仕立てるのが残された道なのでしょう。

勉強します。